銀行が求職者の支援に乗り出した!SNSを巧みに活用し再就職を支援し、住宅ローン返済の滞り解消を実 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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■今号のスゴい★PR事例■


●銀行が求職者の支援に乗り出した!
SNSを巧みに活用し再就職を支援し、
住宅ローン返済の滞り解消を実現●



読者の皆様、こんにちは。


今回はまず、アメリカの雇用状況からお伝えしたいと思います。


先日6月6日にアメリカ労働省が発表した、5月の非農業部門の就業者数
は前月比21万7000人増加した。その結果、アメリカの就業者数は全体で
1億3850万人となり、2008年1月につけたピークを上回るなど、雇用状況の
回復傾向が続いています。

2014年5月の失業率は6.3%と4月から横ばいではあるものの、2008年9月
以降で最も低くなりました。



しかし、未だ求職者が数多くいるのは疑いの余地はなく、また離職期間
が長くなるほど再就職が難しくなるという傾向があるのだそうです。



そして仕事を失うと影響が出てくるものの一つに、ローンの支払いの滞り
があります。

個人のローンで最大のものと言えば、住宅ローン(モーゲージ)です。
職を失うと、収入がなくなるわけですから、その銀行への支払いが滞る、
または遅れるケースが多々出てきます。

そんな状況を黙ってみているだけではなく、求職者の再就職を支援すること
で、再びローン返済をスムーズに進めてもらおうと具体的に乗り出したのが、
アメリカの銀行、


「FIFTH THIRD BANK/フィフスサードバンク」


です。

※FIFTH THIRD BANK Website

Picture:Screenshot of 53.com


同銀行は、オハイオ州シンシナティに本社を構え、オハイオ、ケンタッキー、
インディアナ、ミシガン、イリノイ、フロリダ、テネシー、ウェスト
バージニア、ペンシルベニア、ミズーリ、ジョージア、ノースカロライナ
の各州で業務を展開しています。



同銀行が求職者の支援に最初に乗り出したのは、2012年のこと。同銀行に
住宅ローンがありながら、求職中のため支払いが遅れている顧客を対象に、
「NextJob」という求職者支援事業を行う企業とタッグを組み支援を始め
たのです。

※NextJob Website

Picture:Screenshot of NextJob Website


具体的には同銀行が求職活動中の個々の顧客に対して、NextJobが展開して
いる、ウェブ上の求職サービスの利用を促したり、「Job Seeker's Toolkit」
というオンラインのトレーニングプログラムを顧客に受けさせたり、また
一対一でのカウンセリングサービスの斡旋などを実施。

その結果、平均で22か月間求職状態が続いていた参加者のうち、およそ4割
が再就職にこぎつけたのだそうです。


そんな同銀行の取り組みを、より広く世間に知ってもらおう、また利用して
もらおう。そして、同銀行の求職支援サービスを実際に受けている顧客の
再就職をいち早く実現させようということで、先月末から「Reemployment」
キャンペーンを開始しました。


Picture:Screenshot of reemploy.53.com

同銀行では、再雇用支援にフォーカスしたマイクロサイトを創設。そこでは、
実際に現在、同銀行の支援を利用し求職活動を行っているKatrina Holmesさん、
Elba Penaさん、Bill Laakkonenさんの3人の求職者のインタビュー及び紹介動画、
各人のLinkedInのプロフィールリンクなどを公開。

広く一般の人々に、3名の動画やプロフィールなどをFacebookやTwitter、
LinkedIn、YoutubeなどのSNSを通して拡散することを呼びかけています。


※Reemploy53.com
http://reemploy.53.com/

Picture:Screenshot of reemploy.53.com



また、今回のキャンペーン期間中は、これまでは銀行の顧客に限られていた
求職支援サービス(仕事検索やレジュメ作成など)の利用範囲を、一般に広く
開放しています。


さらに、


「Retweet To Reemploy(再雇用のためにリツイートを)」


とスローガンが掲げられているように、一般の人々が同銀行の取り組みを
リツイートすると、そのリツイート数が53回に達するごとに、一人の求職者に
4か月間の専門家によるマンツーマンでの再就職支援サービスを提供するの
だそうです(最大53人まで)。



ちなみに、この記事を書いている6月13日時点で、リツイート数は2368に達して
おり、さらに44人の求職者が支援を受けられることになっています。








※ニュースソース

※YAHOO!FINANCE

※Media bistro.com
※Cape Coral Daily Breeze




■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


ついに、FIFAワールドカップブラジル大会が開幕しましたね!

開幕のブラジルの一戦を観戦し、既に寝不足気味という方も多いのでは
ないでしょうか?

時差のため日本とはほぼ真逆の時間帯なので、観戦・応援は睡眠不足との
戦いにもなりそうですね。

ちなみに、私のブラジル人の友人は、自宅でTV観戦をしたようですが、
メイク(緑や黄色のフェイスペイント)&ユニフォームを着たサポーター
スタイルでばっちり決めた様子をSNSにアップしていました。



さて、アメリカからももちろん、「The United States men's national 
soccer team(略:USMNT)」が出場しています。

最新のFIFAランキングでは13位、今回の予選リーグでは強豪ドイツをはじめ、
ポルトガル、ガーナと同組になっています。


ちなみにアメリカでの「サッカー人気」ですが、その他のスポーツに比べると
あまり高くありません。。。

まあ、「フットボール」と言えば、アメフト(NFL)の国でもあり、またメジャー
リーグ(MLB)やらナスカーなど、その他のスポーツが圧倒的な人気と歴史を
誇っているからいた仕方ないのかもしれませんが。


とは言え、4年に一度のオリンピックと同様に、「Team USA」となると、日ごろは
あまり関心がなくとも、応援したくなる、その結果が気になるのが人間ですよね。

ワールドカップの開幕が近づいた5月頃からは、スポーツバーやレストランなど
でも、「USMNT」の番組などをちらほら見かけるようになりました。



今回の大会は、いったいどの国が優勝に輝くのでしょうか?

アメリカでは無いとは思いますが、日本チームの戦いぶりとともに注目して
見てみたいと思います。






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