郵便局がアメリカ全土に広がる配達網を活用。恒例のチャリティーが今年も5000万人の胃袋を満たす! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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■今号のスゴい★PR事例■


郵便局がアメリカ全土に広がる配達網を活用。
22年目のチャリティーイベントが
今年も5000万人の胃袋を満たす!



読者の皆様、こんにちは。


今回はいつもとは少し毛色が違う話題をお届けしたいと思います。


去る5月10日の土曜日、アメリカでは


「Stamp out Hunger:Food Drive」


なるイベントが全土で催されました。


イベントと言っても、どこかに会場があり、人々が集まって催し物を
楽しむという類のものではありません。


The National Association of Letter Carriers(以下NALC)」という
アメリカでUSPS(United States Postal Service)の下で郵便配達を
行う労働者の組合が主幹となって行った、「飢餓救済」イベントです。


※NALCのチャリティーイベントの詳細はこちら
http://www.nalc.org/commun/foodrive/



アメリカでは、およそ5000万人の人々が日々の食糧が十分に確保できない、
または確保に不安を抱えている状況なのだそうです(そのうち1700万人は
子どもたち)。

そうした人々に、地域のフードバンク、シェルター、慈善団体や教会
チャリティーなどを介して食べ物を届けようという試みなのです。


※Picture:Screenshot of USPS.com



このイベントは、2014年で22年目を迎え、その規模は年々拡大している
のだそうです。

今では、全米50州ならびに、コロンビア特別区、プエルトリコ、グアム、
バージン諸島の1500以上のNALC支部が参加し、1万を超える市町村で,
17万5000人以上の郵便配達員が参加しイベントが実施されています。


イベントの開催は、毎年1回、5月の第2土曜日と決まっています。

チャリティーイベントに参加しようと思う家庭は、同日の郵便配達(&回収)
の時間までに、缶詰やパスタ、シリアルなどの腐敗しない食べ物を袋に
入れて、自宅の郵便ポストに入れておくのです。

そうすると、郵便配達の方たちが食べ物を回収、集積し、それを地域の
必要とする施設へ届けるという仕組みです。


※ちなみに、アメリカでは(特に郊外ともなると)、「郵便ポスト」なる
ものはあまり設置されておらず、もし既に郵便料金がわかっていて手紙に
切手を貼れている郵便物であれば、自宅の郵便ポストに入れて、郵便
ポストで「回収郵便物有り」のサインを示しておけば、郵便配達の人が
回収していってくれます。


イベント実施の数日前に、それぞれの家庭のポストに、寄付用の食材を
入れるビニール袋とイベントの内容を知らせるはがきが配達されて
いました。


※Picture:Taken by Sayaka Jinsenji

※Picture:Taken by Sayaka Jinsenji


ビニール袋にもイベントの内容と、そして私のエリアの場合には、
「Publix」というスーパーの名前が印刷されていました。

実は、私の住む町にはこのスーパーは出店してきていないのですが、
近年積極的な店舗展開を行い、成長しているスーパーチェーンの一つ。

このイベントにもナショナルパートナーとして参加しており、食糧回収用の
ビニール袋を提供したようです。



他にも何社かのナショナルパートナーがいますが、USPSと缶スープで知られる
「Campbell Soup Company」が二大スポンサーとなっています。

同社は、1100万パウンド(4990トン)の缶詰食品を、今回の飢餓救済イベントに
寄付するのだそうです。


我が家も、乾麺やパスタソース、缶詰などを少しばかりながらチャリティーに
提供しました。
どこかへ出かける必要もなく簡単にできるチャリティーで、とても参加しやすい
ものでした。


郵便配達という、全国の隅々までいきわたるサービスの利点を生かした
社会貢献の取り組みですよね。





※ニュースソース

※USPS.com
※NALC Food Drive
※The Tennessean
http://wjon.com/22nd-annual-stamp-out-hunger-food-drive-seeks-donations/?trackback=fbshare

※KWQC.com

※Campbell Soup Company

■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


先週、とあるハーレー・ダビッドソンの店舗のオープンハウス
イベントに出かけてきました。


そこでは、アパレルやバイクパーツの特価販売、ライブミュージック
などのイベントとともに、「フリーフード」が提供されていました。

私の住むノースカロライナは、「カロライナスタイルのBBQ」
有名で、BBQが盛んな地域の一つです。

カロライナスタイルのBBQは、「Pulled Pork」が主流で、ビネガーの
効いたソースが特徴です。


が、今回ハーレーで提供されたのは、豚さんとともに、


「Venison」=「鹿さん」


でした。


(色の濃い方のお肉が鹿肉)



鹿肉は高タンパクで低脂肪と、栄養学的にはとても良い食肉なのだ
そうです。

私は、これまで鹿肉を口にしたことはほぼ無かったような記憶が
ありましたが、恐る恐るトライ。

うー、二度とはトライしたくない。。。
鹿さん、ごめんなさい。





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東京都渋谷区神宮前4-8-1 内田ビルB1F

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