食と最新技術のコラボ! 「朝の目覚めにベーコンの焼ける音と香り」&「3Dプリンターでオレオ」 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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■今号のスゴい★PR事例■




●今、食と最新技術のコラボが面白い!
「朝の目覚めはベーコンの焼ける音と香りで」&
「3Dプリンターで作ったオレオクッキー」●



読者の皆様、こんにちは。


今回は、アメリカで話題の、新しい食と技術のコラボがもたらす暮らし
についてのトピックスをお届けしたいと思います。

まずはこちらの話題から。



1)3DプリンターでTwitterで話題の味のカスタムオレオクッキーが
  食べられる!


3Dプリンターで「食べ物」を印刷するという技術は、昨年あたりから
にわかに注目を集めています。


NASAから資金援助を得て、食べ物を作り出すプリンターの開発に取り組ん
でいるプロジェクトもありますし、今年に入ってからはついに、アメリカは
ラスベガスで1月に開催された「2014 International CES」という家電市に、
食べ物の出力が可能な3Dプリンターが出品され話題となりました。



※Picture:Screenshot of The verge



※Picture:Screenshot of Calgary Herald



これは、「3D Systems」という会社の「Chefjet」と「Chefjet Pro」
というプリンターで、水・砂糖・フレーバーから、好みの形や色の砂糖
菓子を作り出せるというものです。
(「Chefjet」は白黒のみの印刷)



※3Dプリンターで砂糖菓子が作られる過程が見られる動画はコチラ

3D Systems Chef Jet food safe 3D printer eyes on ! 


※3D Systemsのプリンターについてのリリースはコチラ
(3D Systems Official Website内)

ちなみに、「Chefjet」の価格は5000ドル、「Chefjet Pro」については
1万ドルという価格想定だそうで、日本円にすると、それぞれ、50万円、
100万円を超える「超」高級家電となりそうです。。。



さて、さらに先週、3月7日~11日までテキサス州オースティンで開かれ
ていた「South by Southwest Interactive Festival」でも、食べ物を
作り出す3Dプリンター、しかもアメリカ人の大好きな「オレオ」クッキー
が食べられる!とあって話題となりました。

※Picture:Screenshot of www.3ders.org


オレオクッキーはTwitterなどで話題の12のフレーバーやクリームの色
から、利用者が自分好みに選んで作ることができます。


※3Dプリンターでオレオクッキーを製造、試食する動画はコチラ

Biting into a 3D printed Oreo 
さらに、このマシンが登場したオレオのブースには、オレオクッキーを
楽しむのに欠かせない牛乳の「ミルクバー」も設置

ミルクを注ぐのに提供されたプラスチックカップの中で幸運なカップには、
底にオレオの「★」がプリントされていて、それに当たると、イベント
限定のオレオTシャツがもらえたりという特典も。


また、今回オレオはTwitterを巧みに活用


※Picture:Screenshot of www.3ders.org



「#eatthetweet」というハッシュタグをつけて、この「3Dオレオ」体験を
どんどん拡散してもらおうと、その方法やツイート見本などもブース内に
ディスプレイを設置してアピールしていたのだそうです。



そして、続いての話題はこちら。



2)iPhoneの目覚まし時計に新機能!  
「朝の目覚めはベーコンの焼ける音と香りで」


これは、食品大手クラフトフーズのブランドで、ベーコンやハム、ソーセージ
などを展開している、「OscarMayer/オスカーメイヤー」が、消費者向けの
懸賞企画で登場させました。


アメリカ人がとーっても大好きな「ベーコン」。その匂いを、日本でもお馴染みの
「Scentee/センティー社」の技術と提携することで、実現。

iPhoneに専用アプリケーションをダウンロードし、目覚まし時計を設定すること
で、設定した時間には、香ばしいベーコンの匂いとその焼ける音で目を覚ます
ことができるという、なんとも(ベーコンラバーには)魅力的なガジェットです。


※Scentee Official Website(日本語)

http://www.scentee.com/


この「特製ベーコンガジェット」は同ブランドの専用サイトから、毎日一度、
抽選のチャンスに応募することができます。


※Picture:Screenshot of wake up and smell official website


※オスカーメイヤーの「ベーコン目覚まし」専用サイトはコチラ


幸運に恵まれた4700人のみがこのガジェットを手にすることができるそうで、
店頭販売の予定は無いとのことです。


しかし、「匂い」はしないまでも、この「ベーコン目覚まし」アプリ
自体は、誰でも無料でダウンロードすることができます。

「匂い」ガジェットがない限りは、ベーコンの香りとともに目覚めることは
できませんが、プリセットされた「Baconism/ベーコニズム」なる、ベーコンに
まつわる格言も面白く、またインターフェイスはなかなか可愛いデザインに
なっています。


※Picture is taken by Sayaka Jinsenji



※オスカーメイヤーの「ベーコン目覚まし」無料アプリはコチラ


いかがでしたか?

食品業界の積極的な「新しい」取り組み。

オレオ、ベーコンとどちらもアメリカ人には無くてはならない、人気の
食べ物であるだけに、メディアも一般消費者もその動向に注目して
います。


個人的には、ベーコンの匂いで目覚めるよりは、ご飯の炊ける匂いや
お味噌汁の匂いの方がそそられますが(笑)。


※ニュースソース
※The Verge

■編集後記■


 
 読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


  日本では、各地で桜の開花宣言が出され、お花見シーズンが本格化して
 いますが、こちらでは「春」のイベントとして欠かせないのが
 「イースター」です。

 しかし、その「イースター」までの、40日間(スタートは灰の水曜日、
 今年は3月5日)は、「Lent/レント」と呼ばれる、敬虔なクリスチャンに
 とっては、節制、禁欲などを強いられる期間です。

 この期間中、今でもポピュラーな習慣として、「肉類を絶つ」という
 食の制限があるのですが、そんな習慣もあって、レストラン・ファースト
 フードチェーンなどでは、こぞって「シーフードメニュー」などを
 プッシュするのも特徴です。

 が、まさかここでも「レントメニュー」を発見するとは・・・!

 それが、

 「Buffalo Wild Wings(略してB-Dubs)」


  このレストランチェーンは、「チキンウイング」がメニューの目玉。

 ソースのバリエーションを楽しみながら、チキンウイングとビールを
 片手にスポーツ観戦・・・といったお店なのです。

 もちろん、他にもバーガーや、サラダなどいくつかのバリエーションは
 ありますが、「チキンが食べたい」からこのレストランを選ぶという人が
 大半だと思います。


 が、そんなB-Dubsに先日訪れた際、なんと「レントメニュー」に遭遇!



 「フィッシュタコス」?
 「フィッシュ&チップス」?

 普段全く提供していないアイテムだけに、そのクオリティのほどは謎です・・・。

 実は私、「フィッシュ&チップス」は大好物なのですが、ことB-Dubsを選ぶ
 時に限っては、「チキンウイングムード」なのですね。

 なので、さすがにこのレアなレントメニューにトライすることはありません
 でした。。。(ちょっと心残り・・・)。


 
 

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