NZ航空の機内安全ビデオがダントツ面白い!最新作は大女優ベティ・ホワイト出演のオールドスクール版 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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■今号のスゴい★PR事例■

 

●NZ航空の機内安全ビデオがダントツ面白い!
最新作は米大女優ベティ・ホワイト出演のオールドスクール版●


 

読者の皆様、こんにちは。



皆様は飛行機にどのくらい搭乗されますか?


お仕事で頻繁に利用されるという方もいれば、旅行やレジャーなど
特別な時のみという方まで、その頻度は様々かと思います。



とは言え、数回搭乗した経験があれば、「もう飛行機なんて慣れたもの!」
という感覚ではないでしょうか。


そしてそうなってくると、飛行機が搭乗ゲートを離れてすぐに始まる、機内放送
と客室乗務員さんによる、「機内安全の案内及びビデオ/セーフティビデオ」
なんて、全く気にしなくなっているのではないでしょうか?



かくいう私も、仕事やプライベートで多くの飛行機に搭乗する機会が増え、
一時期などは、登場して座席についたとたんに眠りこけ、「機内安全の案内」
など全く気にも留めない状態になっておりました。

 


しかし、当の航空会社にとっては、「お客様の安全を守る」ことは大切な
使命であり、もしもの時に備えて、その心の準備と協力をお願いすべく、
こうした「機内安全の案内やビデオ、冊子」といったものを準備し、
安全管理の徹底を図る努力をしています。

 


でも、やっぱり面白くないですよね、この「セーフティビデオ」。



いえ、あるんです。ついつい見てしまう、面白い「セーフティビデオ」が。



 

数年前から、こうした「見てしまう仕掛け」を取り入れているのが、
ニュージーランドの航空会社、



「Air New Zealand/ニュージーランド航空」



です。


 
※Picture:Screenshot of tree hugger

※Air New Zealand Website
http://www.airnewzealand.co.jp/



ニュージーランド航空は、1940年設立の、ニュージーランドは
オークランド市を本拠地とするスターアライアンス加盟の、オセアニア
地域のフラッグキャリア。


北米やヨーロッパ、アジア各国に路線を就航しています。



ニュージーランド航空の「売り」と言えば、エコノミークラスでさえも
そのサービスクオリティが高い事が挙げられます。


これは、ニュージーランドが地理的に世界各国から離れている(長距離)
ということとも関係し、エコノミークラスにもフルフラットシートが
採用されていたります。


そのため、これまで幾度も「トラベルアワード」や「エアラインオブ
ザイヤー」などを受賞している、とても評価の高い航空会社です。



しかし、それだけではありません!


何と言っても、この航空会社の面白いところは、その「セーフティビデオ」
にあるのです。



ここ数年、この「セーフティビデオ」に並々ならぬ努力とアイディアを
注いできた同社は、



「MTVムービー・アウォーズ」「ベストパシフィックエアライン賞」



を6年連続で受賞するという快挙を成し遂げています。




ちなみに、昨年の「セーフティビデオ」はこちら。

Youtubeにアップロード後24時間で、全世界にかなりの反響を呼んだ
面白い内容です。



●Air NZ Hobbit Safety Video/ホビットバージョン



http://youtu.be/XCbPFHu3OOc



この時は、ちょうど昨年2012年11月28日にニュージーランドで
初公開された映画


「The Hobbit:An Unexpected Journey/ホビット 思いがけない冒険」


に合わせてのリリースでその口コミ効果も抜群でした。


ちなみにこの映画、主要な撮影は、ニュージーランドで行われました。

 



これだけではありません。セーフティビデオを頻繁に更新することで
知られる同社のこれまでの作品には下記のようなものがあります。

 


●Air NZ All Blacks Safety Video/オールブラックスバージョン



http://youtu.be/yJ_kMrDmlQY




こちらは、ラグビーの世界的な競合チーム、ニュージーランドの
ムキムキ集団(失礼!)「オールブラックス」をテーマにしたもの。

 



●Air NZ Fitness Safety Video/フィットネスバージョン



http://youtu.be/RWhHpjZfTik




続いては、アメリカのフィットネスインストラクターRichard Simmons氏
が踊りながら機内安全をガイドするバージョン。

 



●Air NZ Ed & Melanie's Safety Sketch Video/スケッチバージョン



http://youtu.be/WmcFKtzcKbQ




こちらは少し風変わりな、全編「スケッチ」のセーフティビデオ。
1分09秒あたりには、なんと「オバマ大統領」も出演しています!

 



さて、これまでも数々の面白セーフティビデオを世に送り出してきた
ニュージーランド航空が、この度新たに発表したのが、アメリカを代表
するコメディ女優


「Betty White/ベティ・ホワイト」


が案内する、


「Safety Old School Style/セーフティ・オールドスクール・スタイル」


バージョンです。



 
※Picture:Screenshot of Technorati


 

●Air NZ Safety Old School Style Video/ベティ・ホワイトバージョン



http://youtu.be/O-5gjkh4r3g


 


こちらは、ネット上に特設サイトも開設され、同時にキャンペーンを開催。

ユーザーは、これまでの「ユニークで、頓狂な面白い経験談」を投稿する
ことで、アメリカはパームスプリングス、もしくはニュージーランドの
クイーンズタウン7泊8日の旅が当たるチャンスが得られます。


もしかすると、こうして集めたネタが、また新たなセーフティビデオの
アイディアとなるのかもしれませんね。


※Safety Old School Website
http://www.airnewzealand.com/safetyoldschool/#.UmnAlL7SbIU

 




さて、こちらの最新ビデオ、公開2週間ほどで(2013年10月25日
10時55分時点)、Youtube上のビューは178万5403回。
(こちらの記事を書いている間にもビュー数はぐんぐん上昇していますが)


そして、これまでのニュージーランド航空のセーフティビデオの総ビュー
数は、なんと2500万回!!!をゆうに超えるとか。


セーフティビデオを侮るなかれ、ですね。

 


それにしても、日ごろ、真面目で何の変哲もないセーフティビデオに慣れ
ている私にすれば、こんな賑やかで滑稽なフィットネスバージョン等が、
突然機内で流れ始めたら、、、などと想像するだけで、なかなか面白く、
搭乗が楽しみになりそうです。

 

 


※ニュースソース



※USA Today
http://www.usatoday.com/story/todayinthesky/2013/10/11/watch-betty-whites-latest-starring-role-on-air-new-zealand/2965293/


※The New Zealand Herald
http://www.nzherald.co.nz/business/news/article.cfm?c_id=3&objectid=11138130


※Global News
http://globalnews.ca/news/896303/watch-betty-white-stars-in-latest-air-new-zealand-safety-video/


※Huffinfton Post
http://www.huffingtonpost.com/2013/10/10/betty-whites-air-new-zealand-safety-video_n_4045355.html

 

 


 

■編集後記■

 

 メルマガ読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


 
  先日の10月31日は、こちらアメリカでは、そうですハロウィンが
 盛大に各地で執り行われました。


 私は当日の午前中から、カリフォルニアのMontery(モンテレー)という、
 海辺の風光明媚な街に出かけておりました。


 颯爽としたスタイルで、ランニングやサイクリングに励む地元の人々。


 また、素敵なホテルに滞在している、スタイリッシュな紳士淑女。



 そんな雰囲気の中にも、いるのです。



 午前10時から、様々にドレスアップ(というよりも仮装)をした人々
 が。

 


 「ブルーマン」ならぬ「レッドマン」に扮した若い2人組や、定番の「魔女」
 スタイル。小さな子供は、動物の着ぐるみやアニメのキャラクターに。



 他にも、身体中に小さな朝食用シリアルの箱を張り付けて、そのシリアルの
 箱それぞれに、食事用のナイフを突き立てて、


 「シリアルキラー」


 を体現した人、などなど。



 当日の夜に、子どもたちが近所のドアを「Trick or Treat」と言いながら
 「Treat=お菓子」を求めて練り歩くのを待たなくとも、十分に今日が
 「ハロウィンである」ということを満喫できました。



 また、ハロウィンかぼちゃのデザインコンテストなども開催されて
 いました。


 たまたま出くわした、コンテストで見た私のお気に入りはコチラ。


 

 



 素晴らしくクリエイティブだとは思いませんか?

 


 衣装だけでなく、こうしたハロウィンかぼちゃにお家のデコレーションなど、
 アメリカの人々の思案とこだわりは、来年に向けて、もう今から始まって
 います。


 あ、その前に、クリスマスのデコレーション達がまた、街を彩ります。
 こちらも楽しみです。

 

 



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