英M&S社、ブロガー×facebookによる秋冬のスタイル提案でブランド力UPに取り組み中 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴいPR事例■



「ファッションブロガー」


最近では、重要コレクションの最前列に席が用意されることも多いと
言われる彼女たち。


彼女たちの選んだアイテムやコーディネートが、多くの消費者の購買を
左右、またトレンドを左右されるとも言われ、とりわけ欧米では、絶大なる
影響力を持つ存在となってきている。


そんな彼女たちの存在をうまく活用したマーケティング活動に取り組んだのが、
イギリスの小売大手、Marks & Spencer lpc(マークスアンドスペンサー社、
以下M&S社)だ。


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※M&S Website
http://www.marksandspencer.com/



同社は、1884年に設立。イギリス国内に700店舗、世界40か国に300店舗
以上を展開している。取扱い商品のほぼ全てがプライベートブランドで、
衣料品売上シェアが非常に高く、また高級食料品の販売を行う、中高
所得者層向けの店舗として特徴づけられていた。


また、2007年1月には、「Plan A」という、環境保護を目的とした、地球環境に
優しい企業であるための100のコミットメントを含む5か年計画(2012年終了)
を発表し話題となった。約2億ポンドを投じる壮大な計画のこのプランAでは、
レジ袋の有料化、エコバッグ、空輸プロダクトへのラベル添付、代替エネルギー
の利用などに取り組んでいる。



さて、そんな同社が今回取り組んだのが、


「The Limited Collection Blogger Challenge」


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という名で展開された、同社の女性衣料品2ブランドを対象とし、世間で人気の
ファッションブロガー並びにSNSを活用したマーケティング活動だ。


対象となった同社のプライベートブランドは、


「Per Una」
※M&S Per Una Website
http://www.marksandspencer.com/per-una-Womens/b/43005030?ie=UTF8&intid=gnav_women_brand_per-una


「Autograph」
※M&S Autograph Website
http://www.marksandspencer.com/Autograph-Womens/b/71141031


の2ブランド。


「Per Una」はイタリアのエッセンスを取り入れたブランドで、「Autograph」は
ラグジュアリー要素の強い、どちらも洗練されたテイストの、20代から30代の
女性向けブランドだ。


同社では、まずターゲット層に影響力の強い人気のファッションブロガー6人
をピックアップ。

彼女たちに、同2ブランドの秋・冬物のコレクションから10のアイテムを
提供し、それを取り入れたオリジナルコーディネート7日分を提案させたのだ。


参加したブロガーには、イギリスで人気の、下記のブロガーが含まれていた。


・ Katie Mackay 「What Katie Wore」
http://www.whatkatiewore.com/


・ Kate Williams 「 Catwalk Queen」
http://www.catwalkqueen.tv/


・ Becky Colley 「 Blah Blah Becky」
http://www.blahblahbecky.co.uk/



各ブロガーは、M&S社のコレクションアイテムを含むオリジナルコーディネート
を、9月8日からの7日間、期間中毎日、自身のブログで公開。


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彼女たちのブログ上で、「このコーディネートが気に入ったら、M&SのFacebook
ページで「Like」ボタンを押してね」とアピール&誘導。


熱心な彼女たちのファンや、M&Sのファンの消費者が、同社のファンページ内の
キャンペーンページへ行き、お気に入りのコーディネートに投票をするという
システムだった。


※M&S Facecook Fan Page
http://www.facebook.com/MarksandSpencer?sk=app_251030398261216


※参加したファッションブロガーのある日のブログ
http://www.fashiondaydreams.com/2011/09/m-limited-collection-style-challenge.html


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毎日投票に参加し、コメントを残したユーザーのうち10人には、M&S社の20ポンド分
の商品券が当たり、また最優秀ブロガーにはファッションの都パリ旅行が授与される
という特典もついていた。


なお、同社では、「M&S Stories」という名称のウェブサイトを運営。

ここでは、キャンペーンやプロモーション、商品などにかかわる背景の
ストーリーを公開。それらに対し、サインインしたユーザーがコメントを
残したり、コミュニケーションができるようになっている。


今回のキャンペーンの結果も、Facebook上のみならず、こちらでも公開
されている。


※M&S Stories Website
http://social.marksandspencer.com/


この他にも、最近のM&S社の取り組みとしては、より地域特性に合った店舗
展開・戦略を推進する立場から、子供のいるファミリー層の多い地域に
隣接する店舗での、「Family-Fast」店へのリニューアルなども行って
いる。店舗への入り口近くに、子供服コーナーを広く設けるなどして
いくそうだ。


また、食料品部門でも、より一層の国際色豊かな食料品の提供に踏み出すと
いう方針を発表。「Food Specialist」としての地位を明確化し、競合との
差別化をより一層図ると血気盛んだ。


同社によると、「消費者は常に新しいものを求めている。我々は常に前を
向き、先を見る必要がある。」との見解を示しており、この考え方が、
こうした同社の様々な取り組みに反映しているのだと言える。



ブロガーは貴重なインフルエンサーであるとして、より企業やブランドの
マーケティング活動、口コミ醸成に活用しようという気運は数年前から
高まっていたが、「ファッションブロガー」なる存在は、日本では海外に
比べるとまだまだその活躍度が低いようにも見受けられる。


この背景には、日本では「(カリスマ)読者モデル」の存在や、雑誌の
専属モデルの発信などが活発かつ強力である影響があるとも思われるが、
海外でファッションブロガーが世間で受けているのは、彼女らが、自由に
発信している点。言うなれば、彼女ら自身が、「編集者」でもある点
なのだそうだ。


ちなみに、日本でも発行されている女性誌「エル」並びに「エル・ガール」
では、早くから海外の有名ファッションブロガーに注目し、彼女らの
コーディネートを特集した記事なども見かけていたが、現在は、未来の
ブログエディターを夢見る女性を対象にしたコンテストなども開催している。


※ELLE girl Girl's Blog
http://blogs.ellegirl.jp/girl_blog/



こうしたところから、日本でもより一層「ファッションブロガー」への
注目度とその影響力が高まる可能性がある。


ブログ(ブロガー)を販促・マーケティングに活用してみる、今一度
その有効性を確かめてみてはいかがだろうか?


 

■今号のPRの切り口■


1)
ブログ・ソーシャルネットワークを活用した「会話型・参加型」マーケ
ティングで世間の関心を集める


2)
商品、キャンペーンの「背景・裏話・秘話=ストーリー」を発信することで、
ユーザー(消費者)の理解を促進、またロイヤリティを高める



■今号の目ウロコ度■

 

  4ウロコ
  
  「All is fish that comes to the net.」

 

 =網にかかったものはすべて魚



■More News and Trends/Editor's Eye■


・Coke Zeroが次回の広告キャンペーンに登場するダンサーの公募オーディションを開催
http://www.marketingmagazine.co.uk/news/1096458/Coke-Zero-calls-open-auditions-global-campaign/


・Disability Employment Awareness Monthに合わせた、車いすメーカーのキャンペーン展開
http://www.marketwatch.com/story/braun-launches-automotive-mobility-industrys-first-tv-ad-campaign-2011-10-03


・悪いマネージャーが部下に使う10の言葉(フレーズ)とは?
http://www.businessweek.com/management/ten-things-only-bad-managers-say-09232011.html?chan=rss_topStories_ssi_5


■編集後記■

 


 メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。


 つい先日アメリカから日本へ帰国しました。その道中にいくつか気づいた
 ことがあったのでこちらで紹介したいと思います。


 まず1点目ですが、「お土産品店、飲食店の少なさ」です。


 今回はロサンゼルス発羽田行のデルタ航空を使ったのですが、このロサン
 ゼルス空港第5ターミナル、お店が本当に少ないのです。
 乗継便の関係で、いつも以上に時間があり余っていた私は、本当に
 暇つぶしに苦労しました。


 おかげさまで、無駄な浪費が控えられたとも言えるのですが、日本のように、
 「最後は空港(駅)の構内でもお土産が簡単に買える」という感覚は、
 今後は厳禁だなと感じました。


 そして2点目。アメリカ東海岸の小さな国内線の空港での荷物検査の折に、
 その場にいた、20代とおぼしきアメリカ人男性が、流暢な日本語で私に
 話しかけてきました。


 こちらの検査官、日本の「アニメ」が大好きなのだそうです。日本語の
 勉強はもっぱらそうしたアニメを見てなのだそうです。日本が世界に誇る
 「アニメ文化」とはよく聞きますが、こんなところまで浸透、なおかつ
 異なる言語圏同志のコミュニケーションを助けるきっかけとなるとは、
 その影響力にびっくりでした。 

 

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