ターゲットは高校生!独自の集客戦略で事業拡大する‘Bojangles’(ボージャングルズ) | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

※こちらは、スーパーピーアール社発行のメールマガジン「スーパー広報術」に寄稿した記事となります。

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■学生をターゲットとした集客戦略で事業拡大(1/2)
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こんにち。林竜三です。


本日米国ノースカロライナ州を拠点にフライドチキンとビスケットをメ
ンメニューとするファーストフードチェーン「Bojangles’(ボージャングル
ズ)」の、独自のマーケティング戦略の話題です。


  http://www.bojangles.com/

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ちなみに、「ボージャングルズ」という言葉アメリカのスラングで、
“happy-go-lucky”「楽天的な、のんきな、運しだいの、 成行き任せ」、悪
く言えば「無計画な」という意味があるそうです。


1977年に創業した同レストラン現在アメリカ東海岸を中心に11州に店舗を
展開しており、最近で44店舗目をノースカロライナ州にオープンさせるなど
事業をますます拡大させています。


その背景に、店名と裏腹に?緻密に展開してきた集客戦略がありました。


それ若年層(特に高校生!)がこれから先30年にわたり彼らの顧客となると
考え、高校生を戦略ターゲットとして絞り、アプローチするというもの。


今で、ランチタイムや放課後に待ち合わせて、スナック片手に語らう場とし
て高校生たちに大変人気のお店になっています。


■学校行事や学生の生態に合わせ、高校生の支持を獲得(2/2)
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それでBojangles’戦略ターゲット(高校生)に対して具体的にどのような
アプローチを用いたのでしょうか?以下、4つのポイントが挙げられています。


①「学校に入りこみ、名前を売り込む」
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学校のクラブ活動や課外活動、イベント等の開催時に、例えばスタッフやボラ
ンティアに無料で料理を提供するなど積極的に学校に入り込み名前を売り込む


ちなみに、ある高校でのフットボール試合の場で同店のクーポンを配布すると
通常の新聞折り込みのクーポンの戻り率が5%程度なのに対し、50%もの戻り率
があったそうです。


②「高校生も立派なお客様」
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「学生=お金がない」という捉え方でなく、ランチに5ドルのチキンコンボ
を買うお金を十分に持った、他の顧客と同様に大切なお客様である。


Bojamgles’とりわけ、高校生の彼らを大歓迎するレストランとして、彼ら
のランチタイム、学校行事やイベント等のスケジュールを熟知し、来るべきニ
ーズに柔軟かつ迅速に対応できるようにしています。


③「Facebookでのコミュニケーション欠かせない」
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月間ユーザー数が5億人ともいわれるメガSNSでの情報発信非常に重要か
つ効果的だと同社のトップ語っており、ここでもFacebook欠かせない存在
となっている。


例えば、新規店舗をオープンする際にその情報をFacebook上で公開したり、
また時に建設中の写真や場面を逐一レポート&アップデートするなどして、
同店の存在を開店前から知らしめる戦略をとっています。


  www.facebook.com/Bojangles

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④「新店オープンの際に、無料券を手渡しで配布」
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新しい店舗をオープンする際に用いるマーケティングとして、店舗のマネジャ
ー自らが、無料券を持参して近隣の学校やオフィスに乗り込み配布している。


「私たちこの地域の新参者です。ぜひ私たちの商品を無料で試してみて下さ
い!」 とフェイストゥフェイスで語りかけるこの手法ポスティングや折
り込みに 比べて絶大な効果があるそうです。


高校生という独自のターゲットを設定し、一貫性をもって継続的に彼らの懐に
入る施策を打ち続けてきており、“成行き任せ(=Bojamgles)”でない実
に強かで戦略的な取組みが、メディアに注目されたようですね。


☆──[ここがポイント]────────────────────┐

│ 1.独自の経営戦略やマーケティング手法をPRの切り口にする。
│ 2.ターゲットを明確にして独自のポジショニングを得る。
│ 3.“Facebook”と“Face to face”で関係性を構築する。

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