【今週の真似したいPRの切り口 FROM US】
昨年公開された、映画「アバター」のヒット以来、ハリウッドの映画界を
中心に、3D映画が数多く製作されるようになってきた。昨年から今年に
かけても、「タイタンの戦い」、「カールじいさんの空飛ぶ家」、
「アリス・イン・ワンダーランド」、「トイストーリー3」などがある。
また、今週末10日(金)からは、「バイオハザードIVアフターライフ」も、
3D映画として、全国で封切られる。
また、家庭用3Dテレビについても、今年4月にパナソニックが、先陣を
きって発売を開始して以降、国内主要家電4社すべてが相次いでモデル
発表、販売を開始し、話題となってきた。しかし、その売れ行きについては、
通常の薄型テレビに比べて70%増しとも言われる価格の高さも影響し、
一部では、期待はずれの結果となった格好だともささやかれている。
ただ、今回の3Dブームは一過性のものではなく、ゆっくりとではあるが、
徐々に大衆に浸透し、また時期が来れば爆発的な普及となるであろうとの
ヨミが、専門家からは聞こえており、まずは、こうした映画などを通して、
人々に認知・浸透し、そして家庭内へも広がっていくことが予測されている。
さて、そんな話題の「3D」を、ブランドのプロモーションに利用して、話題と
なっているのが、米シューズ・アパレルメーカーの「Timberland(ティンバー
ランド)社」である。
※Timberland Website
http://www.timberland.com/frontDoor/index.html
ティンバーランド(The Timberland Company)社は、アメリカのカジュアル
用品(シューズ・衣料・服飾雑貨)のメーカーだ。アメリカのボストンで
1952年設立され、現在の本社はニューハンプシャー州ストラットハム。
主力商品は、アウトドアグッズやブーツであり、同社の展開する靴は、
もともとは、ハイキングや登山用のものであるにもかかわらず、現在は
リズミカルなヒップホップ系ファッションを身につける若者やアーティスト、
ダンサー等には必須のアイテムになっている。ちなみに、これは元々は、
ニューヨーク、ニュージャージー州、コネチカット州のアフリカ系
アメリカ人の間から、そのブームが始まったと言われている。
同社では、他にも帽子、革製品、サングラスその他を含むさまざまな商品を
世に送り出しており、日本にも日本法人があり、アメリカ、ヨーロッパ、
日本などを中心に世界的に事業を展開している。
また、一方で同社の特色として、積極的に社会的な活動とも取り組む
企業であるという点があり、代表的な活動として、「シティ・イヤー」と
呼ばれる、さまざまな出自の人々、アフリカ系やアジア系などを含めて
共に生きていくことを強調する「アーバン・ピース・コープ」でよく
知られる運動の後援やボランティア活動の支援などがある。
ちなみに、現社長のジェフリー・シュヴァルツ氏は常々、「ティンバー
ランドの社会的責任と製品の質」を口にしているのだそうであるが、
今回紹介するティンバーランド社の製品PRに際しても、その意向が顕著に
現れたものになっている。
「Earthkeepers」と呼ばれる、エコフレンドリーな同社のアパレル・シューズ
ラインが、今回のターゲットであるが、同社ではその一連のプロモーション・
PR展開のテーマを、「Nature Needs Heroes」として、TV広告や、各種印刷
広告等の展開をスタートさせた。
具体的には、まずは、現在オンエアされているTVコマーシャル。
※Lost Bottle ’10 TV Ads
http://www.youtube.com/watch?v=0QyLtDlgxRc
同社の「Earthkeepers」ラインについては、そのデザイン性の高さはもちろん
のことながら、リサイクルできる素材であり、またそれが使用されている点
など、環境に配慮した製品となっていることが特徴だ。
そのため、今回のTVコマーシャルでは、ある男性が、「Lost Bottle(失われた
ボトル)」を追いかけ、それを手に入れ、ゴミ箱(リサイクルBOX)へ入れて、
資源の有効活用、リサイクルを推進する「Hero」となっているシーンが描かれて
いるのだ。
さらに、同ラインのマイクロサイトも開設している。
※Earthkeepers Microsite
http://earthkeepers.timberland.com/
このサイトは、実は3D仕様となっており、ティンバーランド店頭でも取得
できる3Dメガネを使ってみると、より一層楽しめる作りになっている。また、
サイト上で、画像を見る角度を360度変えることができるようになっている
など、ユニークな仕掛けが点在している。
また、無論SNSも活用しており、同社のFacebookページでは、今月末から、
「バーチャルフォレスト」と呼ばれるアプリケーションが配布される
予定となっており、それを利用すると、消費者は、自分自身が先述の
TVコマーシャルのヒーローのようになる体験ができるそうだ。
※Timberland Facebook Page
http://www.facebook.com/timberland
そして、もう一点、ユニークな試みを展開している。アメリカのいくつか
の店舗では、そのショーウィンドウに特大のグラフィックスを用意。来店
客は、店内でもらえる3Dメガネを利用して、そのグラフィックスを楽しむ
ことができるようになっている。
また、店内のレジカウンター付近では、Earthkeepers2.0ブーツの、X線
画像を見せ、またそれと同時に、同社がリサイクルされた原材料を活用
して製品をつくっていることをメッセージ発信している。
これまでは、TVコマーシャルや印刷物広告を中心にプロモーション・PR
活動を展開してきた同社であるが、今回の取り組みについて、
「新しい試みである3Dマイクロウェブサイトの開設や、店頭への
インタラクティブなショーウィンドーの導入といった一連の今回の
の取り組みは、我々にとって初めて、「新しいメディア」の在り方を
考え、そしてそれを反映させたものなのです。」
というコメントを発表している。
何かと話題の「3D」技術。今後、各社がどのように取り入れていくのか、
またその広がりが出てくるのか、楽しみだ。
【今週の目ウロコ度】
4ウロコ
「Other times, other manners.」
=移り変わるは浮き世の習い
【編集後記】
メルマガ読者の皆様、こんにちは。編集担当の秦泉寺です。
9月に入りもう2週目ですが、まだまだ暑さ厳しい毎日ですね。皆さま、
いかがお過ごしでしょうか?
今回取り上げた、3Dですが、皆さん、3D映画、ご覧になられましたか?
私は、アバター、タイタンの戦いの2作品を劇場で観ました。が、私自身は
あまりこれと言って衝撃は受けなかったのですが。。。
ちなみに今回のメルマガを書きながら、その昔は、例の青と赤のレンズの
メガネで、雑誌の付録などを見ていたな~、などという懐かしいことを
ふと思い出しました。
我が家に3Dテレビが出現する日はいつになるのか。。。まだまだ先の
ことになりそうです。
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