米外食産業企業が、ES(従業員満足度)を上げる施策を展開し、企業の価値をアップ! | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

【今週のHOTニュース From the USA】


 米外食産業企業が、厳しい経済環境下だからこそ、ES(従業員満足)
を高める社内制度を展開!エンプロイーリレーションズを強化し、
企業のブランド力をも向上させるその施策とは?




【今週のサマリー】時間の無いアナタはここだけチェック!



 サブプライムローン問題以降の長い経済低迷は、アメリカでも従業員の
モチベーションの低下をもたらしている。従業員は、業績悪化、給与カットや
解雇などの厳しいニュースにおびえ、働く意欲の低下、自身のキャリアへの
不透明感、また企業側への不信感といった様々なストレスを抱えている。


 しかし、彼ら従業員は企業活動を支える重要な存在である。また、単に
生産活動のみならず、外部の人々が企業イメージを構築する媒介としても
重要な意味を持っているのである。


 
 米アウトバックステーキハウスと米マクドナルド社では、従業員の
ストレスを軽減し、またES(従業員満足度)を高める施策を展開した。


 アウトバックステーキハウスでは、エリアマネージャー向けにオンライン
スペイン語レッスンの提供を始めた。同社ではこれにより、マネージャー層
とヒスパニック系従業員とのコミュニケーションロスやストレスを軽減し、
安定した労働環境を構築したいと考えたのである。


 また、マクドナルド社では全従業員向けに、「収支管理プログラム」を
提供した。従業員に対し、厳しい経済環境下だからこそ、自身のお金の
収支をきちんと把握し、計画的に運用することの重要性を啓蒙し、また
その実践をサポートするツールを準備したのである。


 今回の施策によって、両社が目指した最終ゴールは、「企業価値」を
高めることなのである。


 従業員の満足度を高めること、コミュニケーションを強化することは、
ひいては企業への信頼度、ブランド力に作用する。現在の厳しい経済
環境下、また競合がひしめく環境下においても、勝ち残ることのできる強い
企業力・評判の獲得を両社ともに目指したのである。
 

 
     ↓↓↓さらに詳しいニュースの裏側はコチラ↓↓↓

    



【ニュースの裏側】



 相次ぐ金融不安・景気悪化を受け、日本でも社員の解雇、給料・ボーナス
カットなど、厳しい話題が多くなってきている。


 サブプライムローン問題を機に、この世界的な景気後退要因を発生させた
アメリカでも、労働者を取り巻く環境は厳しく、景気には閉塞感があり、
人々は苦しい経済・生活環境の下、様々な不安をかかえている。


 そんな中、「厳しい環境下だからこそ、彼ら従業員の不安を取り除く、
また何らかの明るい希望を抱けるような施策を企業側が打つことが重要
なのだ」という思いから、ある施策を展開している企業がある。
 McDonald's USA(マクドナルド社)とOutback Steakhouse
(アウトバックステーキハウス)である。


 ※Mcdonald's Website:http://www.mcdonalds.com/


 ※Outback Steakhouse Website: http://www.outback.com/




 両社では、「社員は最も重要なステークホルダーである」と意識し今回の
施策をスタートさせた。つまり、社員は企業の一員として、対外的には
顧客や取引先との重要な接点を持ち、また彼らを通して企業イメージを
形成しているといっても過言ではない。


 そのため、自分の企業について十分な知識やスキルを持っている、
自分の仕事が企業活動に好感していることを把握し自身を持っている、
そんな社員に接した外部の人は、その人を信頼し、さらには企業や
ブランドへの信頼構築へとつながっていくのである。


 だからこそ、社員教育やスキルアップ、社員に対する利益還元、社員との
コミュニケーション機会の創出・円滑化を通し、従業員のモチベーションを
高め、またそこで働く満足度を高めることが重要なのである。



 では、両社はどのような施策を行ったのか?


 
 まず、アウトバックステーキハウスでは、同社のエリアディレクターに
対してのオンラインスペイン語レッスンを提供した。


 同社では数多くのスペイン語を話す従業員を雇用している。そんな彼ら
との日々のコミュニケーションをより円滑に行い、業務をより効率的に
進める、また安定した雇用関係を継続させるためにも、現場マネジメント
層のスペイン語のスキル習得は重要なのである。
 そこで同社では、今回の取り組みを通して、ES(従業員満足)を上げようと
したのである。


 オンラインレッスンは、Workplace Language社との提携によって、外食
産業のマネジメント層向けに特別に開発されたものであり、10回のレッスン
(1レッスン30分)で構成されている。カリキュラムでは、サービス産業や
レストラン業界において、利用されれるキーフレーズやワードを重点的に
指導する内容になっている。また、ライブオンラインレッスンもSkype(
スカイプ)を通して毎日24時間提供されており、ネイティブのスペイン
語話者(チューター)とセッションができるようになっている。


 アウトバックでは、今回のスペイン語レッスンの提供を通し、マネジメント
層の抱える業務上の不安やストレスを軽減し、またスキルを付与しESを高める
ことに成功している。また、従業員側の職場での適合感を高め、またマネジメ
ント層とのコミュニケーションを円滑にし、彼らのES向上にも役立っている。

 こうした、社員向けの施策は、ひいては彼ら従業員を通して、外部の人に
対し、好印象の企業イメージを与えるのであり、強いブランド・企業を築く
上で火不可欠なのである。



 さて、一方マクドナルド社ではどのような施策を展開したのか?


 マクドナルド社では、「The Macdonald's Pratical Money Skills Program」
と称した、従業員が自身の収支をきちんと把握し、個々に設定したゴールに
向かって計画的にお金を使うことを啓蒙するプログラムを開始した。
 
 同社では今回のプログラムのために、ウェブソリューションセンター
(専用サイト)を準備している。コンテンツは、収支管理ガイドや導入ビデオ
からファイナンシャルゲームまで、各種情報を盛りこんでいる。


 その中でもキーコンテンツは、サイト上からファイルをダウンロードし、
自身の1ヶ月間の収支を実際に記入しながら学習・実践するプログラムであり、
これはVISA Inc.(ビザ社)の人気の教養プログラム「Plactical Money
Skills for Life」をベースとして作られたものである。



 ※プログラムWebsite: http://www.practicalmoneyskills.com/mcdonalds/



 マクドナルド社は、従業員への様々な利益を還元することを企業の重要
戦略として掲げており、今回の取り組みはその一環であるとしている。
また、とりわけ現在の厳しい経済環境下においてこそ、従業員に適切な
金融知識を与え、教育することの重要性と必然性が高まっており、企業には
その責任があると発信している。




 今回の施策によって、アウトバックステーキハウス、マクドナルド社の両社
が目指した最終ゴールは、「企業価値」を高めることなのである。


 先述の通り、従業員の満足度を高めること、コミュニケーションを強化する
ことは、ひいては企業への信頼度、ブランド力に作用する。現在の厳しい経済
環境下、また競合がひしめく環境下においても、勝ち残ることのできる強い
企業力・評判の獲得を両社ともに目指したのである。



【PRの切り口】



 
 今回の2社の社内制度の実施は、その端緒は、より一層厳しい経済環境下
にある従業員の不安を取り除き、モチベーションをアップし、ES(従業員満足)
を上げることにあった。こういった緊急時への対応を、迅速にとることにより、
社員の企業への信頼感を高め、エンプロイーリレーションズを円滑化すること
を実現したのである。


 またこうした社員への利益還元を続けることによって、従業員が「企業の
価値」を外部に伝えるための、効果的なPRの媒体となることを、中長期に
渡り実現しようとしているのである。また、もちろん、「厳しい企業環境下
においても社員を大切にする企業」というプラスの企業イメージと実績を
社会に発信するという絶好の機会となったのである。
 
 


【今週の目ウロコ度】


 2ウロコ
  フグフグ  


  「轍鮒の急」科目

  その場に適した処置を施すことが重要であることの意
  
 


【編集後記】



 

 【スゴイ★PR】編集担当の秦泉寺 明佳(じんせんじ さやか)です。

 先日何かのニュースで、「日本企業は過去最高益をあげながらも、それを
給与などの形で従業員に還元してこなかった」とのコメントを耳にしました。
それがすべてではないとは思いますが、多くの労働者が先の見えない不安の
中にあることは事実だと思います。


 そんな時に、「自分の会社は何をしてくれるのか?信頼しても良いのか?」
そんな従業員の気持ちを汲んだ施策は効果的だと思いました。また、こうした
施策を迅速に実施した企業の取り組みにはニュース性もあり、企業に対し
抱くイメージも自然と好印象なものになる…うまい取り組みです。
      
 
※公式英語ブログ http://sugoiprjapan.seesaa.net/
 ※編集者ブログ http://ameblo.jp/editorsayakajinsenji/
 ※七里ガ浜レンタルスタジオ http://shichirigahamastudio.blog44.fc2.com/




【【スゴい★PRのPR】】



○/ 「社長さ~ん、PRですよ~」
<□
/> 「良い商品なのに思うように売れない。どうしたら売れるのか?」
「会社のブランド力を向上するために何ができるの?」
    「せっかくの新商品、雑誌やTVで紹介してもらいたい!!」


           
     →企業と社会、人のコミュニケーションを創造しています
       「総合PRサービス、マーケティングサービス」はコチラ


        http://www.interbreed.co.jp


→新サービスがスタートしました

       【スゴい★プレスリリース添削塾】


        貴社で作成したプレスリリースを、客観的なプロの視点で
        添削、作成指導します。今なら、サービス開始記念価格!

        資料請求・お問い合わせはコチラから
        sugoten@interbreed.co.jp




→「エンプロイーリレーションズ(社内広報)」を円滑にする、
      ソリューション構築、スキーム開発をお手伝いいたします。
                 
         http://www.interbreed.co.jp/marketing/index.html




→マーケティング・コミュニケーション人材をお探しですか?

       企業が事業戦略を推進する上での最適な人材確保をサポートしています


         http://www.interbreed.co.jp/jinzai/index.html
  



    →マーケティング・コミュニケーション業界でのキャリアアップをお考えですか?

         http://www.interbreed.co.jp/jinzai/index.html