「Sustainable Sushi」…直訳するなら「持続可能な寿司」!?
寿司を食べながら、「環境保護」に取り組む??
要は、海洋資源を守り、海の生態系、環境を長期的な視点にたった保護を推進する立場から、そのポリシーにかなった「寿司」を選ぼうということなのである。
寿司…と言えば、もちろん新鮮なその魚介類のネタが重要。
その、私たち一人一人の「寿司ネタ」の選び方次第では、海洋環境汚染を間接的に助長することになるという警鐘を鳴らしているのである。
今回、アメリカで10月22日に発行されるこのガイドブック。その名は、
「Seafood Watch Sustainable Seafood Guide Sushi」
企画・発行は、3つの環境保護、海洋保護などに取り組む団体(組織)の協力によるものだ。
・Blue Ocean Institute http://www.blueocean.org/
・Environmental Defence Fund http://www.edf.org/
・Monterey Bay Aquarium http://www.montereybayaquarium.org/
ちなみに、
■Sustainable Choice
・Wild-caught Alaska salmon(sake) アラスカサーモン(天然)
・Farmed Scallops(hotate)ホタテ
・Pacific halibut(hirame) ヒラメ
これらについては、より個体数も豊富であったり、よく管理された漁場、もしくは環境負荷の無い形での養殖場からのお魚たちだから,選んでOKなのだそう。
■Red List
・Bluefin Tuna(honmaguro/kuromaguro) ホンマグロ
・Fresh water eel(unagi) うなぎ
・Farmed Salmon(sake) 養殖サーモン
マグロ大好き!な方々には残念な内容ですが、これらについては乱獲、養殖方法が海を汚染する手法であったり、漁獲方法が他の多数の海洋生物にマイナスのインパクトを与えるものであり、要は生態系を破壊するため、選ぶとNGなのだそうです。
ちなみに、そういった環境に対するインパクトを基準にした「ネタ選び」ガイドとなっているだけではなく、さらに「人体へのインパクト」を基準に「ネタ選び」に関する情報を提供してくれている。つまり、魚貝類に含まれる水銀量や、PCBs(ポリ塩化ビフェニル)量によって、健康被害を与えかねない魚貝類を選ばないようにと呼びかけているのである。