『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳 -8ページ目

『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳

Excelの関数や機能をマスターするだけでは意味がない!じゃああとは何が必要なのか…22万部のベストセラーであり日本で一番売れているExcelの本、『たった一日で即戦力になるExcelの教科書』の著者、吉田拳の執筆原稿の下書き帳です。


 「090-1234-5678」と「09012345678」。コンピュータは、2件のデータを同一とはみなしません。このように電話番号やメールアドレスが全角・半角入り混じっているデータは、見た目が悪いだけでなく、データ分析の妨げになりますデータを1件ずつチェックして、手入力で修正するのは時間の無駄。ASC関数をはじめとする「文字列操作関数」で一気に変換しましょう。 全角のデータを半角に打ち換えるには、

 1. B1セルに「=ASC(A1)」と入力
 2. データ最終行までドラッグコピー



図 32-1 080


 変換系の文字列操作関数には、以下の関数もあります。

JIS関数:半角文字を全角に変換する
UPPER関数:小文字を大文字に変換する
LOWER関数:大文字を小文字に変換する
PROPER関数:単語の先頭の文字だけを大文字にする

 会社名の表記など、英数字・カタカナ・漢字の混じったデータの見た目を整えたいという要望もよくあります。たとえば英数字は半角に、カタカナは全角にしたいとき、ASC関数を適用するとカタカナも半角になってしまいます。
 こういう場合、作業列を作成し、複数の関数を組み合わせて対応します。

 1. B1セルに「=ASC(A1)」と入力する


図 32-2 080


 2. B1セルをコピーし、値を貼りつける
 3. C1セルに「=PHONETIC(B1)」と入力する



図 32-3 080


※ただし、ここで整えたデータ(C1セルの値)は、漢字の部分にフリガナを持たないデータとなります。そのためC列を基準に並び替えをしたいときは正常に動かないことがあるのでご注意ください。(「037 データを売上順、得点順に素早く並べ替える」を参照)
また、このテクニックでは、ひらがながカタカナになってしまいます。
















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数字を丸める関数は、ROUND関数(四捨五入)、ROUNDUP関数(切り上げ)、ROUNDDOWN関数(切り捨て)がありますが、いずれも切り上げ(捨て)する桁数がわかりづらいのが難点。 消費税の計算など、「とにかく小数点以下で切り捨てしたい」ときの強い味方 がINT関数です。

E5セルに「=INT(PRODUCT(B5,C5,D5))」と入力する


図42-1 077


E2セルには単価、個数、税率をかけた数字が入っています。この数式を INT関数で囲んだものがE5セルです。

また、業務によってROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数を使用する場合、とりあえず「整数にしたいときは第二引数を0にする」と覚えておくとよいでしょう。そこから1つ下の桁に行くたびに第二引数が1ずつ増え、上の桁に行くたびに1ずつ減ります。イメージと逆の動きをします。


図42-2 077


グレーのセルにはそれぞれ関数が入っています。











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セルに直接1、2...と数字を入力した場合、データの入れ替えや削除を行うと連番は崩れます。そのたびに数字を直すのは面倒なこと。たとえば「ランキング」など崩したくない連番を付けるときは、セルの行番号、もしくは列番号を自動的に取得するROW関数、COLUMN関数を使えば便利です。

【A2セルから、縦方向に連番を作る場合】
A2セルに「=ROW( )-1」と入力して、ドラッグコピー


図33-1 076


【B1セルから、横方向に連番を作る場合】
B1セルに「=COLUMN( )-1」と入力して、ドラッグコピー



図33-2 076


ROW関数、COLUMN関数は、それぞれ() 内に指定したセルの行番号、列番号を返します。()内を省略すると、式を入力したセルを対象にします。 あとは、必要に応じて調整値(上記の場合はどちらも-1)を加えればよいのです。












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