『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳 -35ページ目

『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』著者・吉田拳の原稿執筆下書き帳

Excelの関数や機能をマスターするだけでは意味がない!じゃああとは何が必要なのか…22万部のベストセラーであり日本で一番売れているExcelの本、『たった一日で即戦力になるExcelの教科書』の著者、吉田拳の執筆原稿の下書き帳です。

 仕事でぜひ使いこなしたい必須関数の1つがOFFSET関数です。OFF:「離れる」とSET:「定める」で、つまり「ずらす」関数とイメージしてください。
OFFSET関数には2つの大きな用途があり、1つは文字通りずらした先のセルを参照すること、もう1つはずらした先のセルを起点としたセル範囲を指定できることです。知っておくと強い味方になります。


 OFFSET関数の書式は、以下の通りです。
 第一引数:基準セル
 第二引数:ずらす行数
 第三引数:ずらす列数
 第四引数:範囲の高さ
 第五引数:範囲の幅

 ※第四・第五引数を省略すると、基準セルに指定した範囲の大きさになります。


 料金表をもとに該当するコースの料金を出したいときは、
1. C8セルに「=OFFSET(A1,A8,B8)」と入力すると、「A1セルの1行下・3列右」のD2セルの値が入る


069-1

069-2


 指定した日数の来場者数を集計したい(F2セルにD2セルで指定した日数までの来場者数計を出す)ときは、
1.F2セルに「=SUM(OFFSET(B1,1,0,D2,1))」と入力する


069-3

2. F2セルに「B1セルの1行下、0列右であるB2セルを起点に高さ3行、幅1列分の範囲(つまりB2:B4)の合計」である数字が入力される


069-4


 この表ではD2セルの値を変更することで、SUM関数の合計範囲が拡大・縮小していきます。

 D2セルの値を5にする→ B2:B6
 D2セルの値を10にする→ B2:B11






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日本語の文字列から読み仮名を取り出したい時はPhonetic関数を使います。

図のB2セルには

=PHONETIC(A1)

エクセル セミナー

と入力されています。すると、B2セルにはA2セルの読み仮名が出力されます。

この読み仮名は入力された通りに出ます。

したがってネットからDLしたなど、読み仮名をデータとして持っていないデータには使えませんので要注意です。

既にあるデータから読み仮名を取り出す以外に、入力フォームなどであらかじめ読み仮名の欄に設定しておくという使い方でも便利です。



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【Excel】セル参照をINDIRECT関数で行う事例


こんにちは。

すごい改善の吉田です。


少し前にツイッターで拝見したご質問。


「例えばA1セルにCって書いてあって、A2セルに100って書いてあるとき、A3セルにC100セルの値を参照させる方法ってないのかな」


ということでした。


つまり、A1セルで参照したいセルの列、A2セルで参照したいセルの行を指定して、この二つの文字列から参照と作りたいということですね。


具体的には上記の例なら、C100セルに「A」と書かれているなら、A3セルにそのセルを参照して「A」という値を入れたいということです。


ここまでで、セルの「参照」という概念がわからない場合はぜひ弊社のセミナー、『Excelを仕事で使いこなす100の極意』セミナーにご参加ください。


では、このようなケースではどうすればいいかというと、こんな時にINDIRECT関数が使えます。


この関数は非常に使用法、活用シーンがイメージしにくい関数です。現に私も滅多に使いません。でも知っておくとこんなケースに役に立つわけですね。


上記ケースでは、A3セルに次の式を入れればOKです。


=INDIRECT(A1&A2)


A1&A2という引数は、A1セルの値とA2セルの値が結合演算子の&(アンパサンド)でつながれていますから、「C100」という文字列を取得しています。


この文字列を引数にして、セル参照をできるのがINDIRECT関数です。間接的に参照する、ということです。


一番活躍するのはおそらくリスト入力を二段階で設定するテクニックの場面だと思いますが、まずは上記のケースで基本的な機能のイメージを持って頂ければと思います。


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