自動運転車用オペレーティング・システムのAutowareや、小型自動運転モビリティの開発を行っている。
独ドライブブロックス社と協力し、トラック向け自動運転システムを開発する。同社は米国の有力自動運転車レースで優勝経験がある独ミュンヘン工科大学のOBが中心となって21年に設立し、生成AIの急速な発達を支えた「トランスフォーマー」と呼ぶ技術を自動運転に応用している。
自動運転車で一般的な高精細地図を使わなくても周辺の状況を認識できる点が特徴で、ティアフォーは自社ソフトと組み合わせることにより高速道路の工事区域や新設区間などで走行の安全性を高められるとみている。
開発したシステムを搭載したトラックを使い、新東名高速道路に設ける自動運転車レーンで走行試験を実施する計画。開発や試験の成果は商用車メーカーに提供し、早期の実用化を後押しする。ティアフォーは3月、いすゞ自動車から60億円の出資を受けたことを明らかにしている。
『日本経済新聞』2024/05/02付
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