物流事業者向けシステムを手掛ける。
海上輸送に使うコンテナの手配を効率化するサービス「Container EC(コンテナイーシー)」の本格運用を始める。コンテナ船世界最大手のAPモラー・マースク(デンマーク)などと連携する。
海上輸送は運賃やスケジュールが変わりやすい。だが、現状はコンテナを一括で検索し、比較しながら手配できる仕組みがない。荷主が最適なコンテナを見つけるのは難しく、船会社への個別確認などの手間がかかっていた。「Container EC」の利用企業には出発港や到着港、希望するコンテナの種類などを入力してもらう。条件に合う複数の船会社の運賃や運航日程を表示し、最適な船会社のコンテナを手配できるようにする。
まずはマースクや中国の中国遠洋運輸(COSCO)など大手6社とシステム連携する。ウィルボックスは2025年春までに連携先を15社に増やし、日本の主要港を網羅する計画だ。船会社ごとの特徴や遅延率、リードタイムといった情報も順次追加する。
ウィルボックスはコンテナ料金の5%を手数料として受け取る。24年10月までに、20フィートコンテナ換算(TEU)で月間500個の取り扱いをめざす。
『日本経済新聞』2024/01/31付。
https://willbox.jp/