足型計測機器やフットケア用品、ボディケア用品等の開発・製造・販売を手掛ける。
足の写真8枚で自分に合う靴のサイズを測れるアプリを開発した。足の形を3D画像化し、最適な商品を提案できる仕組み。試着できない靴のネット通販の課題を解決するツールとして靴メーカーや小売業に売り込む。入居する東大阪市のインキュベーション施設「クリエイション・コア東大阪」が持つネットワークを活用し、東京大学の研究者らと共同で開発した。
利用者は新アプリをスマホにインストールして使う。A4用紙に両足を載せ、スマホのカメラで上部や横側など8カ所を撮影する。撮影する部分や角度はアプリの画面に表示され、利用者は指示通りにシャッターボタンを押すだけだ。撮影した写真はサーバーに送られ、利用者の足の3D画像を合成する。足とA4用紙の大きさを比較することでサイズを測定する仕組みで、テスト段階では誤差がわずか1ミリだった。足形の3D画像化は赤外線などで形を読み取る測定機器で行うのが一般的で、スマホでの写真撮影のみで可能にしたのが画期的だという。足形の3D画像と靴の原型である「木型」を照合して消費者に最適な商品を提案する。
『日本経済新聞』2019/04/03付。
http://www.comfortlab.jp/