今は、インターネットが広く普及して、デバイスさえあれば何時でも何処でもあらゆる分野の知識を簡単に得ることができる。昔のように分厚い辞書を使う必要もなく、短時間で疑問は解決する。

 

 

もちろん、ネットの世界には決して正しいことだけが公開されているわけではないので、その選択と判断には慎重にならざるを得ない。
 

 

 

最近では、より巧妙な手口のネット詐欺も増えていて、多額の被害が続いている。特にネット経験の浅い高齢者や子供たちのような弱者の被害には注視する必要がある。
もちろん、あらゆる世代のネットユーザーにも同じことが言えるだろう。

 

 

 

私自身も、過去には安易な判断のせいでウィルス感染の被害を受けたことがある。それがきっかけとなり、強化されたウィルス対策ソフトの利用を始めた。とは言っても、それだけで十分とも言えない、いたちごっこの状況である。

 

 

また、若い人たちは、生まれた時からネット環境があり、あたかも自分は何でも分かっているような錯覚に陥っていることが問題のような気もする。

 

 

たとえば、スポーツの世界については、理論が頭で分かっていても、簡単に自分ではできないことが多いのではないだろうか。方法が分かってても、すぐに実践できるわけではないのである。
 

 

 

さらに、営業の仕事においても、セールストークのマニュアル通りに話しても、相手の反応は千差万別である
 

 

 

そこで、現場での対応の中で、自分なりの創意工夫が不可欠になる。相手の反応を理解しながらマニュアルにはない声のトーンや話し方や感情表現などで契約に結び付けていく必要がある。

知識ばかりが先行しても、実際の現場では通用しないことも多い。特に若いネット世代の方々には理解してもらいたい。

 

 

 

自分が得た知識をもとに実践することで、壁にぶつかったりしながら、その解決策を考えて結果を出すことで、その知識を自分のものとして身につけていって活用してもらいたいと思う。