金属材料の引張試験 | 鉄家具日記

鉄家具日記

鉄家具を作る杉山製作所のスタッフ日記。私たちの日常の風景や商品のご紹介をお届けします。

社内で設計に携わる者が集まり、新商品の種を考えたり

製作時の改善点を話合う時間を月一で設けています。

 

その一環で溶接の方法毎の強度を試験場で

調べてみる事になりました。

 

自慢じゃないですが杉山製作所の職人にまかせておけば

強度面で不安のある物は出来上がってこないです(ドヤ)

 

ただ

生産数が増え続ける中、仮にオーバークオリティな部分が

もしあるのであれば、そこを簡素化する事で効率が上がり、

製作に余裕が生まれる事でミスが減り、結果全体の

品質向上にもつながる…

 

という何手か先を読んだ行動なわけです。

 

関市内の試験場での画像。

実際の試験の様子です。

アクリルの扉の向こうに、丸棒(鉄)が上下で

捕まれ引っ張られています。

 

丸棒の拡大

中心部分が伸びてクビレてきています…

この直後限界を迎え破断しました。

 

色々な溶接方法で繋いだ棒を上記の試験で

破断する時の力を計測して、それぞれの強度を確認しました。

今後もまだまだ試験をつづけていき、

品質向上に努めていきたいと思います。

 

上の検査機のメーカーロゴ

 

引張強度試験機なだけに、

紐を引っ張りあっこしてるシルエットでわかりやすい!

 

更にそのシルエットがMに見えるけど 

・・・名前にM、有りませんね。

 

ナガイ