現場の様子 | 鉄家具日記

鉄家具日記

鉄家具を作る杉山製作所のスタッフ日記。私たちの日常の風景や商品のご紹介をお届けします。

こんにちは。

木村です。

 

今回はいつもと違う溶接方法の紹介です。

 

 

トービンというブロンズの材料を使って、

溶接したい箇所に溶かしこみ、

溶接箇所を目立たせないように仕上げる溶接です。

 

半自動溶接だと盛り上がりすぎる。

Tig溶接だと、凹んでしまう。

なので今回の製品には、溶かし込む方法が採用されています。

 

まず、溶接箇所周辺を熱します。

 

 

十分に熱したら、左手のトービン棒を溶接部分に当てて溶かし、隙間に流し込んでいきます。

 

 

 

作業のキモはトービンを当てるタイミングです。

早すぎても、遅すぎてもうまく溶けださないので難しいのかなー?

でも、結構作業自体は簡単ですよとの事。

 

さすが、杉山の職人です。

 

 

このような感じでブロンズを溶かし込み溶接完了です。

この後の工程もまだまだあり、仕上げまで時間がかかりますが、

非常にきれいに溶接できています。

 

以上、溶接の紹介でした。