こんにちは。
先週ご紹介しましたルーバー上の鉄を製品用の治具に仕立てました。
やっぱり設計どおりにはいかない部分があります。
部品製作の段階で確実な寸法が出ない部分をどうやって調整していくかが難しい。
「にげが無い」「にげをつくる」という言葉をよく現場ではつかいますが、この「にげ」をうまく作って
あげないと作りにくく、最終の製品寸法が出てこない。
実際に私も現場に入ってやっていたわけですが、設計上の守るべき寸法と作り手の思うコトは違いますね。
何度も直面する問題点に、どう解決に向かうかはやはり作り手の経験と「技」です。
お客様からは意匠的に見える部分ではありませんが、杉山はそこにこだわりを持って製作します。
実際に今回の椅子の治具だけでも細かなものも合わせて10点ほど。
いい治具になりました。
村上