突然ですが親業って聞いたことありますか?
第一印象研究所:杉浦永子です。
巷では、コーチング、ファシリテーター、EQ,交流分析・・・。
親業とは、Parent Effectiveness Training
{親としての役割を効果的に果たすための訓練}
トマス・ゴードン博士が考案したものです。
子供が育つ上で親がいかに関わるか・・・親側に焦点を当てて
子育てを見直すところに大きな特徴がある。
私は、親として凄く悩んでいた訳ではないのですが、たまたま、
知人の親業インストラクターの方から、研修の幅が広がるからと進められ
受講を決めました。
親業一般講座3時間×8回コースです。
先日初回を受けてきましたが、親業が身についたら、人間関係、親子の関係が
楽になる、肩肘張らない生き方が出来そうです。
初回は目標設定、又、行動の四角形に相手を受け入れる行動、
受け入れられない行動を書き込んでいく。
受容には、子供の状況、性格、態度が影響する。又、自分の肉体的、精神的に
どんな感じでいるかが子供の行動に対する反応に影響を及ぼす。他には環境。
後は演習を通じて子供の問題、問題なし、親の問題に整理。
そして、インストラクターの問いに対して、どういう反応するかチェック。
例)子「学校なんか嫌いだ、行きたくない」と言ったら貴方はどのように言いますか?
実はコミュニケーションをはばむ障害として12パターンあります。
*「いつからそんなふうに感じ始めたの?いじめっこでもいるの?」
→尋問タイプ、探りを入れる
*「学校の成績がよくないからそんなふうに考えるんじゃないのか」
→解釈、分析、診断タイプ
*「じゃ~行かなくて良いじゃないか」
→同意、賞賛タイプ
*「担任の先生に相談してみたらいいのに」
→提案、忠告タイプ
*「学校を嫌だと思うから嫌になるんだよ・・・友達と仲良くすれば大丈夫・・・」
→講義、論理の展開
・・・・まだまだ続く。
私が1回目から目からうろこ状態だったのは、子供に何か言われると、何か
アドバイスしなければと思うタイプでした。そうではなく、
白いボールがきたら白いボールを返せばよいと言うこと!
例)「学校なんか嫌いだ、行きたくない」
「そうか~学校が嫌いなんだ~行きたくないんだ~」と言えば、そこから、
子供と同じラインに立つ!上から発言すると子供の発言を閉ざし、考える力を
妨げると言うこと。実は、親子に限らず、役立つ会話術です。
最初は肯定、共感がコミュニケーション第一歩につながると思います。
1回目で学びの充実感がありました。2回目以降も楽しみです。
第一印象研究所:杉浦永子