星組公演を観てきた | ながとんのブログ

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2020年の宝塚大劇場初観劇、星組公演を観てきました。ウインク

前売りでチケット取れてなくて、今年初の当日券並び。
公式HPではほぼ当日B席だけの少ない当日券。
朝7時頃に嫁さんと並びに行ってみると、30人いるかどうかの列。
よし、座って観れそうだ(笑)。
たぶんコロナウィルスの影響で人が集まるところは人が少なくなってるのと、朝からの雨で当日券の列が少なかったのかと。雨
でも無事に当日B席をゲット出来て、いざ観劇。

「眩耀の谷/Ray」

まこっさん(礼真琴)のトップお披露目。
いやいや、ものすごい迫力、堂々としたもんです。おねがい
もう何年もトップやってるやろ?と思わせるぐらいの貫禄。
トップ就任直後ならもうちょっとオドオドしたところもあっても良いやろと思うけど、そんなところは微塵もなく。
お芝居の役どころは、素直な青年が剣士として軍に仕える中で、政治的な謀略や仲間を裏切って出世を狙う背信に翻弄されながら、敵と思っていた小国に心を託して生きていく男の話。ナイフ
純朴な若者の部分も、剣士として部隊を率いていくりりしさも、同僚に裏切られた切なさも、小国の王となる覚悟も、やはりお芝居が上手いまこっさんだから全て納得して観れる。照れ
正直なところ、少し背が小さいのが気になってしまうところはあるがあせる、役の作り方が大きいのでオーラを身にまとって大きく見える。
ショーでも、センターでピンスポットが当たると大きく見えて。キラキラアップアップキラキラ
いやぁ、楽しみな組になったね、星組。

ひっとん(舞空瞳)も、トップ娘としてお披露目。
この人も不思議な魅力を持った人。ブーケ2
小国の盲目の姫という役だが、最初は若い娘に見えるんだが途中から少し色気を出してきたなと思ったら、実は子供がいるというセリフがあり、そこからは母の顔に見える。照れ
お芝居が上手くない人だと、セリフで説明されても母の顔に見えないのだが、そこはしっかりと役作りが出来ているということだろう。
舞を舞う場面も、ショーで娘役を引き連れて踊る場面も、可愛さの中に格好良さを持つ。バレエ
ときどき顔が四角く見えてカニみたいに見えるときがあるんけど、それでも可愛いカニちゃん微笑ましい。かに座
星組にはもっと可愛いカニの紫りらちゃんがいるからな(笑)。かに座かに座

この公演から、あいちゃん(愛月ひかる)が星組配属。ウインク
背が高いので宙組でも映えていたけど、星組でも難なく溶け込んでる感じ。
個人的にはあいちゃんの滑舌の悪さが苦手なのだが、悪役のお芝居で見せる迫力はなかなか格好良いものがある。照れ
あと、ダンスは好き。
大きい人ってダンスがモタモタしたりする人が多いけど、あいちゃんのダンスはシャープ。
見栄えする人は、しっかり見たくなります。
ショーのフィナーレで2番手羽根を背負ってたのが、とても大きく見えました。ちょうちょ

せおっち(瀬央ゆりあ)、お芝居の役がとても意外性のある感じで、今までにないせおっちを観れた印象。ラブ
出てきたときからフワフワした存在なのに男くさくて、最後に「なんや、幽霊やったんかい」と素直に受入れられる不思議な雰囲気。ウインク
ちょいオッサンの役なんやけど、それもなかなか格好良くて。ラブ
まこっさんとの歌のハーモニーもめっちゃ綺麗に歌えてました。おねがい
ショーではあいちゃんと双璧のポジションに立ってたせおっち、格好良かった♪
いやいや、これからも楽しみです。ラブラブラブ

専科からの特出、そしてこの公演で退団のみつる(華形ひかる)。えーん
専科に配属になってから大劇場で観ることが少なくて「外バコ専科」なんて言われたりしたけど、それでもみつるくんが出てくると芝居がしっかりと締まる。
雪組の博多座「星影の人」の土方歳三が印象的やったな。照れ
みつるくんと言えば、花組時代、応援していた娘役の華月由舞ちゃんと出たバウ「舞姫」の芳次郎が忘れられず。ラブ
由舞のマリィ、そして芳さん。
永遠に私の胸に語り継がれていくことでしょう(笑)。
男くさい、ドロくさい、少し不器用な、男が惚れる男、そんな男役像を見せてきてくれたみつるくん、本当にありがとうでした。えーんえーんえーん

くらっち(有沙瞳)、物語の語り部。
セリフの声が通るので、とても耳障り良く聞きやすい。照れ
お芝居の役ではなく、少し浮いた役の方が合うのかもしれないなぁ。
台詞回しが下手なわけでもないのに、なぜか周囲と絡めずに浮いた感じになることが多かったくらっち。
バウ「龍の宮物語」も浮いた存在の役やったけど、最後はしっかりとヒロインとして絡めてたから、本公演でどうなるかなぁと思ったら、浮いた役やった。
下手なわけではないので、もったいないな。
何がどうしてそうなるのか、もっと研究して頑張ってくだされ。グッド!

まこっさんの部下、てんてん(天寿光希)と、まいける(大輝真琴)。
まいけるは、まこっさんを助けに行って殺されてしまう「良い部下」。チョキ
てんてんは、まこっさんを上司に売って出世を狙う「悪い部下」。むかっ
まいけるの良い人ぶりに泣かされたよ。汗
そして、悪いことしなさそうなてんてんが、まさかの寝返りで背信。むかっむかっ
なんでそこで寝返ってんねんっ!プンプンって腹立てながら観てられるのも、芝居達者なてんてんだからこそ。
良い意味で裏切ってくれる、てんてんです。チョキ

はるこ(音波みのり)は、悪い王に仕える巫女。
王を手玉に取ってるような迫力ある雰囲気が印象的でした。ドキドキ
ほのかちゃん(小桜ほのか)も政略的に妃の座を狙う悪どい雰囲気が印象的でした。
ほのかちゃんって、ゆみこさん(元雪・彩吹真央)に見えるときがあって、正統派な可愛らしさとちょっと違う役がハマる感じでした。音譜

あんる(夢妃杏瑠)は、ひっとんに仕える娘。
時々可愛い役をするあんる、まだまだ可愛いね(笑)。
あんるの弟役のカノンくん(天飛華音)、あんるとだいぶ学年離れてるのに、年近い姉弟みたいで、なかなかしっかりした弟くんでした。
ショーでも良い目をして踊ってたし、カノンくん注目です。目

以前は星組では全然娘役に目がいかなかったのに。
今回は気になる娘役2人。
水乃ゆりちゃん、お芝居では神の使いとして、銀色の衣装で時々出てきて踊る。ドキドキ 恋の矢 ラブラブ 恋の矢 ドキドキ
暗い場面で出てくるのでその可愛いお顔が見えにくいんやけど(笑)。
ショーではめっちゃ探して観てました。ラブラブ目ラブラブ
青いタスキのゆりちゃん、可愛かった♪ドキドキドキドキドキドキ
華雪りらちゃんも華やかな可愛らしさ。ドキドキラブラブドキドキ
この2人をショーで追いかけて観てられたので、楽しかった♪ラブラブラブラブラブラブ

せおっちも見なあかんし、みつるも最後やから見なあかんし、あいちゃんも目に入ってくるし、もちろんトップコンビのダンスはしっかり見なあかんし。
ほんで娘役もいっぱい見なあかんし。
忙しいってば!びっくり
ええ組になったね、星組。

総論として。
お芝居は、最後は結末が予想出来るような流れやったけど、それはそれで正統派な感じ。
剣の振付が結構格好良くて、さすが謝珠栄先生。
今まで守ってきたものがニセモノだったと気付かずに、それに命を捧げようとしていたのだが、それがニセモノと分かったら守るべきものは自分の命、というストレートなメッセージ。
分かりやすくて良い。チョキ
最後に村を捨てて移住していく場面はちょっとドロくさくて、もうちょっと格好良くならんのかなぁと思ったけどね。あせる
「嘘」「ニセモノ」「謀略」と戦って、守るモノは何か、という主題、嫌いじゃない。グッド!

ショーは、まこっさん&ひっとんのお披露目にふさわしい展開。
場面ごとに誰を押し出すかがハッキリしていて、盛り上がりやすい。
特に今回はトップコンビのお披露目だけでなく、あいちゃんの組替え配属最初でもあるし、みつるの退団公演でもあるし、場面ごとにそれぞれ光(RAY)を当てなければ(笑)。
まこっさん、ひっとんが出てきたらいろいろと踊らせる、あいちゃんは正統派に格好良く踊らせる、みつるは歌も絡めながら銀橋を渡らせる、合間にせおっちやぴーすけ(天華えま)でつないで、舞台を盛り上げる。
ショーとして伝えたいことは良く分からなかったけど、見せたいものは「ジェンヌ」だったんだと感じた。
だから、しっかりと娘役も観させてもらったよ。
曲のフレーズも「RAY! RAY! RAY!」って覚えたし、こういうの大事よね。

次はちゃんと前売段階でチケット取れるように頑張ろう。グー