しばらく飲んでいませんでしたが
最近は割とビールを飲むことが多いですね。
やっぱり暑いですからね (^-^)
こんにちは。
『理性の力で未来をつくる』
ロゴスことスギオカです。
この投稿は、2019年10月10日に書いた記事を
再編集したものです。
わたしは、仲間を競わせる
(=結局は争うことになりがちな)
マネージメントが好きではありません。
今では、時代遅れになっていますが、
かつては当たり前でしたね。
今は、
『何故、それがまずいのか』
を、もっとうまく説明できますが
大事なポイントは変わっていませんね。
『負けず嫌い』という言葉には
なんだか奇妙な響きがあります。
もともと『負け嫌い』だったものが、
『食わず嫌い』との混同で
『負けず嫌い』になったのではないか
と言われています。
『食わず嫌い』は
食べてもいないのに食べることを嫌う
という意味ですから、
同じ論理展開で解釈すると
『負けず嫌い』は
負けてもいないのに負けるのが嫌い
というニュアンスになり
なんだかモヤモヤします。
『負け嫌い』と『負けじ魂』が
混ざったという説もあるようです。
人間には、程度の差はあっても
『勝ちたい/負けたくない』
という気持ちがありますが、
その扱いには注意をしたいものです。
たとえば、
小学校の運動会で
順位を決めないかけっこや
シンデレラが5人いる発表会がある
と聞きました。
それらはやっぱり不自然です。
逆に、過度に競争心・戦闘意欲を
あおることも問題です。
深刻さをともなう形で競争をあおると
勝っても負けても心に傷が残るからです。
『漁夫の利』という言葉があります。
当事者同士が争うことで
第三者に利がもたされる仕組みを
解説した言葉です。
もともとは
戦争をやめさせるために使われました。
『ここで争っても第三者が利を得るだけだ』
と。
中国/戦国時代の話です。
似た事例に、日本の幕末があります。
徳川幕府と維新軍が戦えば
利を得るのは武器を売りたい西欧列強です。
特に、アメリカの武器メーカーは
南北戦争が終わってあまってしまった銃を
日本に売りたくてウズウズしていました。
その意図を見抜いたからこそ
江戸城の明け渡しが選択されたのです。
勝海舟や西郷隆盛の偉大さを
あらためて感じます。
『死の商人』と言われるように
火のないところに煙を起こし
人の闘争心をあおって利を得ようとする
漁夫が存在します。
恐ろしい話ですが、実は
少なからぬ経営者がその論理を使います。
各部門に個別の責任を割り振り
業績を競わせることで
『利』を得ようとするマネージメントです。
部門ではなく、個人成績までいくと
戦士は本当に孤独になります。
経営者自らが内戦をあおれば
会社が焦土=ブラックになるのは当然。
『漁夫の利』を説いたのは
蘇代という賢人でしたが、
その進言を聞き入れた王も賢かった。
仲良きことは美しき哉、ですね。
未来は自分でつくれます!
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