東日本大震災から2年が過ぎた今も、一部の被災地では、スーパーなどがなくなったままで、買い物に困っている人が少なくありません。こうした中、宮城県南三陸町では、スーパーの再出店が町の復興計画と調整がつかず、難航しています。

 宮城県南三陸町の仮設住宅で夫と暮らす首藤米子さん(80)です。近所にスーパーがなくて困っています。

 「(震災前と)まるっきり違います。家に閉じこもっていることなんてない、今までは」(首藤米子さん)

 今は仮設住宅を週に1度巡回する移動販売で、買い物を済ませています。

 「狭苦しいところで、肩寄せ合って押し合って買うようでしょ」(首藤米子さん)

 南三陸町にあった2店のスーパーは、津波で流されました。沿岸部の買い物弱者は、震災後、最大2.6倍に増えたと推計されています。

 「南三陸町の町民の多くは車でおよそ40分かけて、隣の登米市にあるスーパーに通っています」(記者)

 「わざわざ町外まで買い物に来なくてはならなく不便」(南三陸町民)

 こうした中、被災したスーパーが再出店を計画。町に対して協力を求める嘆願書を提出しました。しかし・・・

 「問題は町の復興計画のからみ、調整がいろいろ難しい」(南三陸町 佐藤 仁 町長)

 スーパーの建設予定地は高台移転の団地を結ぶ連絡道と重なるため町側との協議が難航。また、被災した店舗を集めた仮設商店街への影響も懸念されています。

 「仮設で商売している人と、バッティングするものを扱っていれば影響は必ず出てくる」(南三陸町 佐藤 仁 町長)

 「買い物も生きがいになる」(首藤米子さん)

 震災前に近い暮らしを一日も早く取り戻したい。首藤さんは、そう強く願っています。(30日11:08)

最終更新:3月30日 15時45分

TBS系(JNN)




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