富岡町関連のニュース記事です。同じ富岡町でも、線量の高低があり、さまざまなことが難航していることがわかります。どうぞお読みください。


東日本大震災:福島第1原発事故 避難区域再編越年へ 富岡町長「国に裏切られた」 一律賠償に暗雲 /福島
毎日新聞 9月8日 12時32分配信

 原発事故の損害賠償を全町一律にするため、富岡町が掲げた「(事故から)6年帰還しない宣言」の可否を巡り、国と認識が食い違っている問題で、同町の避難区域再編が難航している。遠藤勝也町長は「国の裏切り」と反発。後に続く予定だった自治体へも影響が出そうだ。
 同様に「全町6年後帰還」を掲げ再編協議を始める予定だった浪江町。馬場有(たもつ)町長も、帰還時期の違いによる損害賠償額に差が出ると、住民の分断になると考え「一緒に国に訴えていきたい」と話している。
 一方、富岡町民のとらえ方は置かれた状況によって異なる。郡山市の仮設住宅に避難する太田務さん(63)の自宅は富岡町上郡山で、線量が比較的低く「避難指示解除準備区域」指定の可能性が高い。国の方針通りなら、早ければあと半年で解除見込みとなる。しかし、病院やスーパーのある町中心部は放射線量が高く解除見込みは遅れる。「病院もない、店もない。鉄道もなけりゃ生活できない。農地除染も後回しにされて、畑で作ったものも食えない。町全部が整ってからでないと住めないんだ」
 しかし、町の「6年帰還せず」が採用されると、仮に線量が下がっても避難指示が続く。同じ仮設住宅の先崎ツネさん(78)宅は同町夜ノ森南で「居住制限区域」か立ち入り禁止が続く「帰還困難区域」か、まだわからない。「お金はいいから元気なうちに、とにかく帰りたい。生活は不便かもしれないけど、気持ちが収まらない。家は線量もそんなに高くないから、町のやり方はちょっと困る」【泉谷由梨子】

9月8日朝刊

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