5月17、18日と臨時議会がありました。この5月の臨時議会に年に一度の議会人事が行われます。
杉村の所属は、
・常任委員会ー厚生
・特別委員会ー基地等跡地対策
となりました。
また、引き続き、
・公契約関係競売入札妨害事件に係る再発防止対策特別委員会
新たに、
・都市計画審議会
の委員にもなりました。
しっかりと取り組んでまいります。
さて、今回の人事の目玉は議長選挙でした。市民フォーラムの村崎けいじ議員が議長に選出されました。市政会(自民党)以外から議長が選出されたのは、府中市議会では初めてのこと。(過去2回、市政会以外でありましたが、市政会の分裂によるもの)
議長選挙は、議員27人の投票による選挙です。例年では、自公と市フォの3会派の談合で自民から議長、他の2会派から副議長と監査を出すのが慣例になってました。つまり、3会派全員で自民の議長に投票する代わりに、副議長と監査のポストをもらう、ということが行われてきました。
*現在の会派構成
市政会(自民系) 7
市民フォーラム 7
公明府中 5
共産党 2
生活者ネットワーク 2
自由クラブ 2
都民ファーストの会 1
市民の風 1
しかし今回はさすがに、事件を起こした自民党から議長を出すのは府中市議会の姿勢を疑われる、との意識が働いたのでしょう。市民フォーラムが談合に参加せず、独自に候補を立てました。真っ向勝負を挑んだわけです。
結果は、
・村崎けいじ 15票
・市川一徳 12票
で、村崎議員が議長となりました。
これまで市フォは、3会派の談合の影響か、普段の議案採決でも議会運営でも自民党寄りの傾向がありましたが、今回は大局的見地から杉村も村崎議員に投票しました。生活ネットや共産党も乗った結果、15票となりました。市に与えた影響も少なからず、でしょう。
昨年の入札妨害事件に絡んで市政会(自民党)の議員が3人も辞職し、市政会の議席が減ったこともありますが、最低限の自浄作用を示したと言えるでしょう。
勿論これは最低限であり、昨年の事件を本気で反省し本気で再発防止に取り組むには、さらなる活動が問われます。その最前線が、再発防止の特別委員会です。同委員会は、村崎議員が委員長でしたが、今回西宮議員に変わりました。お手並み拝見です。
自由クラブは、今回の議長選挙で市フォを支援するにあたり、2つ注文を出しました。①公契約条例の制定に向けて協議を進める、②議会基本条例の第18条を改正する(検証の期限を設ける)の2点ですが、村崎議員と西宮議員がこれを約束されたので、投票に応じました。
この議長選挙をきっかけに、事件の再発防止、さらには議会改革が実のあるものになるよう、さらに取り組んでまいりたいと思います。