沖縄県の翁長知事が次のように語ったという。
http://news.livedoor.com/article/detail/14132742/
「日本政府も当事者能力がないということに恥ずかしさを感じてもらいたい。沖縄のみならず、日本国の民主主義、地方自治といったものが
問われている。これは単に1機1機の不時着の問題だけではない」
この言葉に尽きるだろう。
知事の発言は、今朝1月8日午後4時50分頃、沖縄県読谷よみたん村儀間にある廃棄物最終処分場の敷地に米軍ヘリが不時着したのを受けてだった。二日前の1月6日にも、うるま市・伊計いけい島の海岸で不時着したばかりだ。そしてついこの間12月18日には、宜野湾市の普天間第二小学校の校庭に窓枠を落とした。
私も先月12月の府中市議会の一般質問で、横田基地の米軍機の問題をとりあげたばかりだった。一昨年は調布飛行場に米軍ヘリが不時着、昨年は調布飛行場付近の住宅地に民間機が墜落していた上、昨年の10月の衆院選中に沖縄県東村高江で米軍ヘリ、浜松沖で自衛隊ヘリが、11月には群馬県で民間ヘリが立て続けに墜落したのを受けて質問したのだが、まさかその直後にまた3件も事故が起こるとは!!
一般質問では、民間機事故の場合の府中市の対応を聞いた後、米軍機の場合の対応をききました。答弁では民間機か米軍機かにかかわらず同様に対応するということだったが、過去の緊急着陸事例を詳しく聞くと、とても同様の対応とは言えない内容でした。(市議会Webで動画配信中。杉村のレポートも近日j配布・公開)
(答弁内容)
・ 2004年以来、4回、米軍ヘリが調布飛行場にエンジントラブルなどで緊急着陸している。
・ 4回のうち1回は文書で再発防止、原因究明を要請したが、3回は口頭で「強く」要請。
・ 米軍からの回答は「大変遺憾」とだけ
・ 回答は口頭のみで、原因究明についての報告もない。
調布飛行場付近での民間機墜落事故では二年もかけて事故原因の徹底究明がされているのとは雲泥の差です。
ただここで私は役所の職員を責めるつもりは全くなく、ただただ悔しかった。そして、知事のコメントの通り、「日本政府の当事者能力のなさが恥ずかしかった」。そして、知事の言うように「日本国の民主主義、地方自治」はこのままでいいのか?とこの質問で問いたかった。
本来なら保守を自認する自民党こそがこの質問をすべきです。しかし、あべ総理以下府中市議会に至るまで今の自民党にはそんな責任意識はありません。知事を会わずに追い返すなど言語道断。あべ総理、中国や韓国に対してきゃんきゃんいうのもいいですが、一連の米軍機事故の問題に本気で取り組んで頂きたいと思います。これこそ国家の主権の問題です。
そして市民の皆さん、
これは沖縄だけの問題ではなく、横田基地を近くにかかえ上空を米軍機が自由に飛び交う、私たちにとって身近な問題です。そして国家の主権として、国民全員にかかわる問題でもあるのです。