今日と明日、2日にわたって民進党の自治体議員全国研修会が行われています。1日目の今日ぼくが注目していたのは夏の参院選のマニュフェストの素案発表と小林節さんの講演会でした。
しかし、二つ目については小林先生が先週急遽参院選への出馬表明をされたので、民進党から講師を断ったとのこと。いかにも優等生民主党的な対応だなあと残念に思いました。民進党は野党統一の中核として大きく構えていれば、有意義なお話を聴けただろうし、先生も悪い気はせず、よりよい関係ができたかもしれないのに、と思います。
一つ目のマニフェストについては、アベ内閣との違いが明確に感じられ、なかなかよい素案でした。山尾政調会長の下まとめられていますが、国会で度々アベ総理と渡り合った「現場感覚」が生かされてるなあと感じました。初めて山尾議員を見ましたが、言語明瞭の上、感情も伝わってくる、優等生的ではない率直さがあり、民進党の今後を担ってほしい方だと希望を持ちました。
マニフェストについては会場の地方議員から多くの意見が出されました。内容はまだオープンにできる段階ではないですが、扱いについて大事な点が指摘されていました。
前の政権交代の時の民主党のマニフェストも大変よいものだったと思います。あれをそのまま今度使ってもよいくらいですが、問題は政権交代後、ほぼ絵に描いた餅になってしまったことです。今度はそうならないためのしくみも含めて提示をしないと有権者から信頼は得られないでしょう。会場からは、進捗度をチェックする第三者機関をつくるとか、文書通信交通費を自ら先立って領収書を公開し本気度を見せるとか、などの意見が出ました。
内容的にもさまざまなよい意見が出ましたが、山尾政調会長の下、ぜひこれらを踏まえて「役に立つマニフェスト」ができることを大いに期待します。