グラウンドワーク三島のジャンボさん | 府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」

 朝一のこだま号に乗り、静岡県三島のグラウンドワーク(GW)の視察にいきました。GWは英サッチャー政権が始めた試みで、行政だけでなく住民や企業も参加してまちの問題を解決するもの。三島ではどぶ川と化していたかつての清流を再生させました。


 GWがヘドロさらいから始めた最初の1年半、近くの住民からは「きれいになる訳ない」といわれ、見向きもされなかったそうです。それがある時近所のおばさんがたくあんを差し入れてくれ、次の日その方も一緒に川掃除をしていたそうです。


 GW三島事務局長はジャンボこと渡辺豊博さん。「なんでもかんでも行政に頼むのではなく、住民の自立と自律と内発性が大切。GWはまさに民主主義の学校です。行政に頼るなとは誰でも言うが、具体的に変えなければならない。一杯飲みながらね。」と終始笑いながら熱く語ってくれました。

 

 その後、研修に来ていた学生たちを前にさらに熱く語っていました。「この研修で3つのことを学んで帰って下さい。①は現場重視。小さなことから具体的に問題を解するんだ。②はマネジメント、持続させるには経営が必要だ。③はビジネス。NPOは会社と考えよ。」と。


 暑くて熱い視察を終え、午後2時にやっと、富士の清流で育った三島の鰻を食してから、シャッターが1つも閉じていない商店街を抜けて、帰途につきました。