トンガ沖海底火山での大噴火により、大きな被害が発生しています。
被災された方々にお見舞いを申し上げます。

 

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今回の海底噴火は、わが国の食糧安全保障にも直結する可能性が極めて高いものです。

 

なぜなら、これほどの規模の大噴火は火山ガスと火山灰により日射量を減らし、世界全体の寒冷化を引き起こす可能性が高いからです。


1783年に発生したアイスランドのラカギガル山の大噴火では、ヨーロッパの平均気温が1度下がりました。

京都大学の鎌田浩毅教授によれば、なんと、これが日本では「天明の大飢饉」を引き起こしたといいます。

 

長く日本史では「天明の大飢饉」の原因は浅間山の噴火だと教えられてきましたが、
現在の地学の学説では、まさに遠くアイスランドでの大噴火こそが「天明の大飢饉」を引き起こしたと考えられているのです。


最近でも、1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した影響で、

なんと2年後、1993年の日本で記録的な冷夏となり、『平成の米騒動』と呼ばれる不作、米不足にも発展しました。

今回は、世界的な食糧高騰に注意が必要です。

噴火の影響が治まるまでの数年先を見据えた食糧安全保障の立て直しが急務です。

 

私も地元の農業の役に立てるよう、汗をかいていきたいと思います。