すぎむら慎治です。
振り返れば2009年、田中角栄に憧れ、政治の門を叩いてから、今年で12年の歳月が過ぎました。

私の政治の師は、田中角栄です。
私は、僭越ではありますが、角栄の没後弟子であるとの自負をもって、これまで政治活動をして参りました。

角栄が生きていれば、いまどんな政策を訴えるのか。
そんなことを思いながら、街を歩き、街の声に耳を傾けてきました。

今回、わが立憲民主党は、「一億総中流社会の復活」を掲げて選挙を戦います。

日本の一億総中流化を成し遂げた政治家と言えば、田中角栄です。


1973年、第65代内閣総理大臣・田中角栄は、福祉元年を宣言し、

70歳以上の高齢者の医療費を無料化し、当時の年金の金額を上げ、

また、子どもの教育は国の礎であると、教員の給料を引き上げました。

現代の政治学では、角栄の政治を、社会民主主義に近いものであると位置づける学説も少なくないと聞きます。

角栄の口癖は、「おまえ、メシ食ったか?」でした。
いま、国民の飯の種を自分のことのように心配する政治家が、政権与党に何人いるでしょうか?


新自由主義の権化のようだった菅内閣が退陣し、岸田内閣が始まりました。

岸田新総理は「新自由主義を見直す」と、口ではそう言っています。


しかし、岸田総理は、新自由主義の象徴でもある郵政民営化は見直さない。

そして、派遣労働も、見直さない。
自分から言い出したはずの金融所得課税の見直しすらできない。
 

自民党政権が続く以上、汗をかいて働く人よりも不労所得者を優遇する政治が続いていきます。
いまこそ、汗をかいて働く人が報われる政治に転換しましょう。

世界の経済政策の潮流は、再分配の重視です。

そして日本は、一億を超える人口を持つ、内需国家です。
働く人の給料が上がれば、景気は良くなります。
消費を増やす政治が必要です。

だから私たちは、消費税の減税を主張しています。

皆さん、最近、食料品が小さくなっていませんか?たとえばコンビニのオニギリ、スーパーで売っているゼリー。

ほかにも、料金は同じでも中身が少なくなった食料品、皆さん、たくさん思いつきませんか?
働く人の給料が上がって、もっとちゃんと国全体が豊かになれば、商品を売る側も、こんなことをしないんです。
 

この失われた20年間、働く人は、また消費者でもあるという重要な事実が忘れられていました。
私はこうした「実質値上げ」「縮む食品」問題を解決する鍵が、まさに一億総中流社会という理念・政策にあると、そう思っております。

いま、国民一人ひとりの受け皿となるような政治勢力が求められています。
私は、この4年間、誰よりも地域の皆様と対話を重ねてきた自負があります。


政治家は選挙に勝たなければ、何もはじまりません。
今回の総選挙では、なにより立憲民主党を中心とする勢力の勝利が第一です。

日本に、飯の種をばらまくために。
日本から「貧困」と「飢え」を根絶するために。


派遣労働を原則禁止し、不当な中抜きのない社会、誰もが望めば正社員となれる経済を取り戻すために。
国民みんなで、豊かになるために。

新自由主義からの脱却を求める多くの国民の皆様の期待に応える政治を目指し、

今後も、汗まみれ、泥まみれで頑張りぬいていく決意です。
ともにがんばりましょう。

 


泉ケンタ政調会長と

 

くまがい裕人 立憲民主党埼玉県連代表代行と

 

チームすぎむら!