安倍総理が国会で「私は立法府の長である」と述べたことが話題になっています。

言い間違いであるとしても看過しがたい発言であり、

安倍総理は国会の場で、正式に発言を撤回するべきであると思います。

 

なぜ世界第3位のGDPを誇る日本国家の「行政府の長」から、

このように三権分立を否定するような発言が飛び出してしまったのでしょうか。

 

安倍総理の個人的な資質とは別に、ひとつだけ思い当たるところがあります。

それは日本の国会(立法府)で成立する法律の圧倒的大多数が内閣(行政府)提出のもの(=閣法)であり、議員立法は圧倒的に少ないという現実です。

このような状況下では、閣法を提出する行政府の長である内閣総理大臣が、自らを立法府の長であると錯覚してしまうのも詮方ないことかもしれません。
 
 
2015年度の国会への法案提出数は、内閣提出のものが75本、そのうち66本が成立しています。
議員立法の提出は72本。しかしそのうち成立したのは12本です。
 
成立数が少ないのには、野党による法案提出は議員立法しか手段がなく、野党提案の法律は成立しにくいという事情もあります。
しかし日本の場合、与党議員による議員立法も少なすぎると感じます。
 
私は、国民生活に直結するような重要度の高い法案ほど、
行政府に任せることなく、立法府が主導して成立させるべきであると考えています。
 
民進党の総支部長として、「国会議員の仕事は法律を作ることである」という原点を忘れずに、今後も勉強に励みたいと思います。
 
 

杉村プロフィール
杉村しんじ

民進党埼玉県第9区総支部長。39歳。
町工場を営む職人の家庭に生まれる。
明治大学政治経済学部を卒業。
テレビマンとして日本テレビの情報バラエティ番組を制作。
日本初のネットTV局「USEN-GyaO」の企画立案、番組製作にプロデューサーとして参加。
その後、国会議員秘書として政治の基礎を学ぶ。

政治信条は「日本に!飯の種をばらまく!!」

 


【民進党埼玉県第9区総支部】
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FAX 04-2633-0936

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