昨日書いた「泉北1号線 和泉中央の渋滞問題・その①」の補足説明と現在の状況、そして私が考える対策と取り組みを書きます。

 

繰り返しになりますが、通称.泉北1号線(府道三林岡山線)は泉北・和泉市の大動脈であり、今後、岸和田以南が整備されると泉州の大動脈ともなる路線です。平成23年の初当選以来、これまで私は大阪府に対して渋滞対策を求め続けてきました。また、私だけではなく先輩である維新の森府議、和泉市、和泉市議会の議員の方らも幾度となく渋滞解消策が要望されています。

 

 

さて、渋滞が多く発生し、対策が必要と思われる区間は、室堂北~いぶき野大橋西です。後で紹介しますが、この区間は、将来的に高架化(準高速化)もできる構造としてURが整備しました。

結論を先に書くと、小手先の対策ではなく抜本的な対策が必要で、費用面を考慮せず優先順位をつけると、①高架化(準高速化)、②橋を新設して3車線化すべき、というのが私の考えです。

 

 

まず、渋滞の原因については、マンションを含む住宅開発、そして、ららぽーとに代表される大型ショッピングセンターの建設等、社会情勢の変化により、道路開通当初より交通量が増え、道路が持つ交通容量以上に交通量が増えたこと。根本は、これだと思います。

道路環境を無視した大規模ショッピングセンターの建設については、用途地域や地区計画等の都市計画権限を持つ和泉市が大きな役割を果たさなければならず、私自身、市に対し思うことがありますが、別の機会に触れたいと思います。

 

交通量の増加に伴って、これまで、室堂交差点の右折専用レーンの設置(するっと交差点)、和泉中央駅横 北行きのバイパス(アンダーパス)追加、室堂北交差点の直進車線の追加など、幾度となく対策工事が行われてきました。

その結果、逆に新たな課題がいくつか発生してきました。

これまでの経緯はこちら→前回記事をクリックしてご覧ください。

 

まずは写真をご覧ください。

 

これは、今朝の和泉中央駅横(いぶき野大橋西付近)の北行き車線を撮影したものです。

 

 

和泉中央駅横のバイパス(アンダーパス)については、平成29年9月に完成。

開発者であるURが、もとからバイパスを想定した構造で整備をしており、アスファルト舗装がメインの比較的簡単な工事でした。

これにより、いぶき野大橋西と一つ南側の信号(和泉中央駅西)区間の渋滞対策として一定の効果があったとは思います。


しかし、その先が問題。


いぶきの大橋から北側は、結局、公示前と変わらない状態で、交通容量以上の交通量が流れ込んでおり、この付近の根本的な渋滞対策にはなっていません。

 

次の信号 万町北の手前で、バイパスが本線に入る形で合流。ここがボトルネックとなり、バイパス、本線ともに新たな渋滞の原因となっています。このボトルネックをいかに解消するかが課題です。

 

次に、万町北の信号を渡ると、すぐに槇尾川があり、ここに室堂大橋がかかっています。

 

 

この橋では2車線分+歩道しか設置できず、これがあるため、室堂北〜いぶき野大橋区間を全て3車線にできず、万町北の手前で本線とバイパスが合流することになっているのです。

 

そして、さらに北行きを先に進むと、名前がない信号(室堂北と万町北の間)があり、それを超えて次に出てくるのが室堂北です。

 

ここは、その①にも書きましたが、平成27年度に1車線が追加されました。追加した理由は、室堂北の渋滞対策。

当時、「室堂北が渋滞の原因。直進左折1+直進1+右折レーン1の合計3車線に直進1車線追加することで、直進車が同じ青信号で1.5倍渡れることになり、渋滞対策になる」と府から説明を受けました。

 

しかし現状は・・・。

 

 

 

 

新たに追加された一番右の直進車線には車がほとんど通っていません。原因は、①信号の区間だけ右側に入って左に合流することになるので追い越した感じで気持ち的に嫌。②信号を渡った後、左折合流がしくい。③合流区間が短い。などが考えられます。

 

その②-2に続く・・・。