森奈津子芸術劇場 第一幕~パトス編~
「哀愁主人、情熱奴隷」「いなくなった猫の話」
二本立てでの公演は、昨日おかげさまで千秋楽を終えました。
ご来場くださった皆様には心よりお礼申し上げます。
「いなくなった猫の話」で主演を務めさせていただくには、かなりの勇気を必要としました。
舞台の、特にストレートプレイの演劇はあまり経験のない私にとって、50分間ずっと舞台上でしゃべり続け、
しかも過去と現在の感情を行ったり来たりしながら、心の傷や渇きを、時に洪水のように激しく吐露し、
時に必死に強がりながら冷静さを保つという、難しく、またエネルギーの要する役柄だっただけに、
大変ハードルの高い挑戦でした。
けれど、自分の人生のモットーである、挑戦することを恐れない、変化を恐れない、ということに従って、
今回ご縁あったこの作品で、主人公の小夜を演じることができた経験は、私の人生の大きな財産です。
これを機に、もっともっと自分の表現の世界を追求していきたい、という思いが再燃したことを自覚した私は、
新たな挑戦の場を求めて、自分に与えられた時間を大切にしていこうと、改めて心に強く誓いました。
どこかの劇場で、また皆さんとお会いすることができるように頑張っていきたと思います(^^)