東日本大震災の傷~所有権放棄の柴犬~ | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ

いわき市の動物保護団体 リスタさんから、

 

皆さんのお力をお借りしたいと連絡がありましたので、

 

以下の内容を記事にいたします。

所有権を放棄された柴犬のれん君、という子についてです。

れん君は今、茨城県の動物病院にいます。
 

20161117_1

リスタさんの施設で預かり、里親探しをしてあげたいけれど、

今、施設はいっぱいでれん君のために十分なスペースを

 

与えてあげることができないそうです。

また、れん君は排泄コントロールができないため、まだオムツが必要で、

 

通常より手がかかります。

もしかしたら一生オムツの可能性もあるそうです。

ケガをして、このような状況になってしまったれん君ですが、

奇跡的に歩けるようになったので、もしかしたら、ゆっくりですが、

 

回復して排泄の問題も改善する可能性がないわけではない、ということです。

それと、ケガの痛みや治療の恐怖の記憶からか、少し噛み癖があるそうです。

もちろん誰彼構わずいつでも噛むわけじゃなく、

ビックリさせたりしなければなにもしません。

けれど、オムツがネックになっており、里親さん募集の間口を広げてあげないと、

新しい家族になってくれる方と巡り合うチャンスがなかなか難しく、

ご依頼により、私のブログでもご協力させていただくことになりました。

元の飼い主さんは、原発事故で家も仕事も無くされたそうです。

3人のご家族は、仕事を求め別居することになり、

そんな中、仮設住宅で独り暮らしを余儀なくされたご主人が、

心の寂しさを埋めるため、ペットショップで子犬を購入してしまいました。

それがれん君です。

これについては、私も複雑な思いがわき上がりますし、

皆さんもいろいろと思うところがあると思います。

しかし、この元飼い主さんの、震災により、失ったものの大きさ、

 

傷の深さを思うと、同じ被災者である現地の団体さんは、

飼い主さんを責める気持ちにはなれなかったのだ、と言います。

それよりも、なんの罪もないれん君が、今後幸せに暮らしていけるよう、

 

なんとかしなければと奮闘されています。

 

 私はこう思います。

施設から迎えることがスタンダードな社会なら、

 

このような不幸は起こらなかったのです。

保護施設なら、この方は間違いなく譲渡条件をクリアできず、

 

子犬を迎えることはできなかったでしょう。


しかし、現状では、お金を出せば誰でもペットを購入できる市場があるかぎり、

このような不幸は常に起こるのです。

やはり、ペットの生体展示販売が、問題の元凶だということに尽きると思います。

人は皆、ミスもおかすし、非常に弱い一面をもっています。

だから、私はやっぱり、人の弱味につけこんで、

 

無責任にペットを売る側に大きな問題があると思いますし、怒りを感じます。

とにかく私も、れん君が幸せになれることを心から祈り、

そのために少しでもお手伝いできることがあればと思いますので、

皆さんも、れん君と新たなご家族のご縁をつなぐために、

 

ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

れん君について、また今までの経緯に関して、

 

詳しくはリスタさんのブログからご覧下さい。

 

http://s.ameblo.jp/lystoanimals/entry-122177067

 

20161117_2