昨日9月5日、「週間東洋経済」特集~みんなペットに悩んでる~が発売になりました!
この中で、元外交官で作家の佐藤優さんと対談をさせていただきました。
対談のテーマは、犬や猫の殺処分と、ペット業界の問題についてです。
東京都知事をはじめ、今では数々の政治家が「殺処分0をめざします!」と
公言してくれていますし、またそれを公言することにより、多くの人から賞賛の声を浴びることでしょう。
しかし、そのほとんどは、「殺処分0」をめざすための具体的施策や、
問題の根元ともなっているペット供給側の問題については厳しく言及していません。
従来通り、このまま頑張ってまいりましょう、というボランティア頼み、
動物愛護団体頼み、という印象です。
そのために何が必要なのか、問題の根元はなんなのか、
「殺処分0」に取り組むと公言している政治家から、
しっかりとその施策への明確な答えを追究するべきだと思います。
また、このブログでも再三お話ししているように、殺処分0が解決でゴールではない、
ということも、これを公言している政治家には、しっかりと理解していてもらわなければなりません。
「殺処分0!」という当たり障りのない曖昧な言葉に、
ふわっとした具体性のない期待を寄せ拍手を送る、、、
もうそんな段階ではないし、そんな時代は早く終わりにしなければならないと感じます。
「殺処分0をめざす」という政治家の言葉に、
日々そんなフラストレーションを抱えている私は、
今回「週間東洋経済」における佐藤優さんとの対談で、壮快な気持ちになりました。
そして、社会のあらゆる分野における仕組みや、
官僚や政治家の性質を知り尽くしている佐藤さんの、
鋭い視点で語られる言葉から、ペット問題の解決の糸口が見えてきます。
非常に具体的かつ現実的な発想には、大きく頷くことができますし、
また本当に説得力があり気づかされることが多々ありました。
要するに世の中は、物ごとの良し悪しだけでは動かない、
ということも改めて理解して取りかからなければならないのだと教えられます。
その影には、必ず誰かの利権があり、それを奪われるものが、
必死であの手この手の抵抗をするのは当然のこと。
それをいかに理解して物ごとを進めていけるかが、
問題解決と施策の実現には必要なのだとも教えられます。
また、それを取り組むことで、出世など何かしら個人のメリットがないかぎり、
動かない世界もあるのだということは、改めて突きつけられた事実です。
とにかく、多くの政治家の煮え切らない発言の中で、佐藤優さんの言葉は、
私を元気にしてくれるものでありました。
世の中の難しい現実と、それを踏まえて、世の中を変えていく大きなヒントが詰まった対談です。
是非読んでください!
関連ブログ記事「殺処分0」の盲点
http://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-12185536357.