昨年もお招きいただきました
愛知サマーセミナー2014で
今年も講演をさせていただきました
今年の会場は
名古屋市にあります
名古屋市立大学で行われました。
ご来場いただいたのは若い方だけでなく
幅広い年齢層の方々でした。
講演後、参加者の方々からも
質問やご意見を伺いました。
熱く語ってくださった男性の方は
身近な問題を通しても、
動物愛護法がまったく機能していない社会であることに
憤りを感じておられました。
日本の法律では
動物は「物」。
しかし、同時に「動物愛護法」が存在しています。
そもそも、この矛盾が、動物たちを救うとき、
大きな弊害となっていて
その間で、私たちはいつも歯がゆさを感じ、
そして、動物たちは苦しんでいます。
機能しない動物愛護法では
小さな命を傷つけることを許してきた社会…
といって過言ではないと思います。
動物虐待への問題意識の低さは、
世間を騒がす異常な事件をニュースで見る度に感じます。
最近起きた長崎の同級生を殺害した事件もそうです。
動物殺傷は
人への危害の前兆だと
多くの人が気づいているはずなのに
また、このような事件が起きてしまう。
動物虐待・殺傷の先にある殺人事件というパターンを
昔から何度も繰り返してきたにもかかわらず、
なんの方策も講じられないまま
今日まできてしまったのではないかと思います。
かつての事件はしっかり検証されてきたのか…
とても疑問に思います。
小さな命が守られる社会は
子供も大人も安心して暮らせる社会だということを、
改めて痛感します。
今回の愛知サマーセミナー2014も
動物たちの「命」について
皆さんと考える有意義な時間でした。
一般財団法人 動物環境・福祉協会 Eva
