絶対読んでほしい一冊!「車いすのダンサー~神様がくれた生き直しのチャンス」 | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ



車いすダンサーの奈佐誠司さんとは

昔、あるドキュメント番組で出会いました。


それ以来、
奈佐さんとは友人として
いいお付き合いをさせてもらっています。



奈佐さんは、オートバイの事故により
10代で車いすの生活になりました。


一命はとりとめたものの、
やんちゃで血気盛んな若者が


その現実を受け入れ、

もう一度生きる気力を取り戻し、

自分の存在する意義を見いだすまでには

壮絶な葛藤がありました。


当初は、未来に絶望し
死ぬことしか考えなかった奈佐さん。


何度も死のうとして、
自暴自棄になったそうです。


そんな奈佐さんを救った、
深くて強い母の愛に、

私は心打たれ、
取材中にもかかわらず
思わず涙が溢れました。


そんな奈佐さんを輝かせたのが、
車いすダンスとの出会いでした。



もちろん、
それを習得するのは
容易なことではありません。


私には想像も及ばないほどの困難と
高いハードルを乗り越えて

ダンサー奈佐誠司が誕生したのです。



本来、
明るい好奇心旺盛な奈佐さんですが、


その明るさとパワーを取り戻し、

転んでも転んでも
這い上がってくるしぶとさと
チャレンジ精神の素晴らしさに
感動しました。


そして、もうひとつ、
皆さんに知ってほしいことがあります。


日本が未熟なのは、
動物愛護と動物福祉だけではなく、

障がい者の方々にとって、

日本が、
いかに生活のしづらい社会であるかということです。


動物に優しくない社会は、
人にも優しくない社会であることを、

奈佐さんの著書からも改めて教えられました。


奈佐さんは、
亡くなった猫のさくらのことを、
いつも気にかけてくれていました。


四肢の不自由なさくらの気持ちや大変さを

自分のことのように感じて
心配してくれる奈佐さんの優しさが、

私はとても嬉しかったです。


人間や動物という境界を越えて

同じ命として、
さくらにシンパシーのようなものを
感じてくれたのでした。


そんな奈佐さんも、動物愛護家であり、

地元関西の阪神淡路大震災のときには
動物保護に奮闘していたのでした。


社会のために何かしたいという
奈佐さんのスピリットにも感銘を受けました。


皆さんに、ぜひ読んでほしい一冊です!


もっともっと前を向いて
今あるものに感謝しながら、
力強く生きなければ!

と心底思わされます。