◆何が正しいのか。 | MIAINA MATANJAKA 〜逞しく生きる!〜 青年海外協力隊マダガスカル助産師隊員

MIAINA MATANJAKA 〜逞しく生きる!〜 青年海外協力隊マダガスカル助産師隊員

JICAボランティア 青年海外協力隊 助産師隊員としてマダガスカルに派遣されています。日々の活動のことを中心に更新しています。〜2020年6月 任期終了予定。





1つ前の記事でも触れた
若年妊娠のこと赤ちゃん



若年妊娠というと、日本でもそうだけど、
問題として上がって来るのは
社会的な側面が大きいと思います。

学校はどうするの、お金はどうするの、
仕事はどうするの‥みたいな。




ただ助産師という立場としては、
身体的なリスクや問題点にもやはり
きちんと言及したくて、

でもなかなか自分の中でハッキリせず
ちょっとモヤモヤってしてたんですね。





そこで日本の産科の先生と色々話して
色々と教えてもらっている中で、


"じゃあ逆に高齢出産が増えている日本で、
リスクがあるから若くで産みましょう、とはならない。"

"あくまで医療者としては、身体的リスクを
挙げる中でその後の生活がどうなっていくかを
想像してもらう。"


と、つまり、

妊娠・出産にはあまりにも色々な要因が
関わってくることなので、

そういった社会的要因は、国によっても、
人によっても違う、だから、

◯◯歳で産んだ方がいい、なんて、
誰にも言えないですよね。








だから例えば、13歳で妊娠して、


切迫早産で妊娠中の管理がとても大変で、
早産で帝王切開して母児共に大変な思いをしたとしても。

義務教育を終えられず、
仕事がなくてお金がなくて、

周りの人に白い目で見られたりしても。


それでも家族に支えられながら
楽しく育児が出来て
子供と幸せな毎日を送っていたら。




誰もそれを否定することなんて
出来ないですよね。













そういう考えってこっちに来てから
色々戸惑うことも多くて、極端な話、

赤ちゃんが亡くなることを、
悲しい、絶対に防ぐべき。と思うのも、

本当にその価値観がいいのか?と、
よくわからなくなることがあります。




沢山の命が救える様になった日本、
それはそれで、また新たな問題が
色々出てくるものですからね。














なので若年妊娠については、

単によくないこと・避けるべきこと、
という捉えられ方をされそうなニュアンスには
ならない様に注意して、あくまでも、

妊娠・出産すると身体は・生活は
どう変化するのか、

赤ちゃんがいる生活ってどんなものか、
というのを伝えることに重点を置きました。



きちんと正しいことを知った上で、
自分で判断し、選べる様に。














結局、自分が納得して、選択して、
幸せだと思える生活があれば、
それ以上のことはないですからねニコニコ
























君達とのお別れも迫っている思うと〜えーんえーんえーん
まだまだいっぱい遊ぼうね〜ラブラブ