1093 妄想小説「嵐の夜には」第15話。 | スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

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SKE48を2015年3月に卒業した小林亜実さんを応援しています(^ω^)
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(最近は川嶋美晴ちゃん、杉山歩南ちゃん、HKTの地頭江音々ちゃんも推してて…)
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第15話「真相」





……あの夜から、1ヶ月が経過した。



阿弥はスーツ姿でとある霊園を歩いていた。

しばらくして阿弥が足を止めると…そこには「桑島家」と書かれた墓石があった。


阿弥が墓前に手を合わせていると…



??「あの?どちら様ですか?」

阿弥は目を開けて、ゆっくりと声を掛けてきた相手の顔を見て…


阿弥「桑島良太さん…ですね?」

桑島「……はい…」

「私は柴田阿弥と申します。」

そう言って阿弥は桑島に名刺を渡す。
桑島も財布のカード入れから、1枚名刺を取ると阿弥に渡す。


「代表取締役…社長さんなんですね?」

桑島の名刺を見た阿弥は、目を大きくさせて笑顔で桑島を見た。


「柴田さんは……探偵さんですか?」

「はい♪」





2人は近くの喫茶店に移動した。

2人はブレンドコーヒーを注文し、店員がコーヒーを持ってきたタイミングで桑島が口を開いた。


「探偵さんが…私に聞きたいことって何ですか?」

「亜実さんについて…です」

「………」

「実は亜実さんのお店に何回か行ってたことがありまして…」


そう言いながら阿弥は、


以前亜実と撮影したツーショットの写メを桑島に見せる。


「……そうでしたか…」

「あのお店は…桑島さんが?」

「私の…というか、母が残してくれた遺産を使いました。
亜実がパン屋をやりたいという夢を叶えてあげたくて…

「最近亜実さんにはお会いしましたか?」

「いえ…去年の今日以来会ってません…」

「今日…お父様の御命日…ですね?」

「はい……自分は仕事で海外を拠点としているもので…日本には殆ど居ませんからね…」

「では…杉下さんについてお聞きします。」

「杉下!?」

「桑島さんたちがスギと呼んでいた方です。」

「スギ…のこと…ですか?」

「杉下さんは、3年前…桑島さんのお宅を出たあとに…交通事故を起こしてますね?」

「はい…あの日はスゴい嵐のような天気でした。

桑島は左手でスプーンを持つと、コーヒーをかき混ぜながら…

夜でしたし、視界が悪いから…免許取りたてのくせに、運転するのは危ないと注意したんですけど…

「彼は殺されかけたんです…」

「……!?」

桑島の手が止まった。

「ブレーキオイルが故意に抜かれていた…みたいなんです」

「………!?」

「亜実さんが犯行を自白しました」

「亜実が!?」


「……はい、亜実さんが…桑島さんの部屋で杉下さんが高木由麻奈さんという女性と交際していると知り、犯行に及んだ…と」

「違う!!亜実じゃない!!」

桑島が大声で反論する。
しかし、桑島に反して阿弥は冷静な口調で…

「はい…私も調べていく段階で…亜実さんの犯行ではないと思いました。」

「……どういうことですか?」


「当時、桑島さんと亜実さんが住まわれていたアパートを観てきました」

「………」

「2DKのお部屋で…玄関から一番奥の部屋へ行くには、真ん中の部屋を通らないと行けない間取りでした。」

「………」

「兄妹とはいえ、常識的に考えたら…女性である亜実さんの部屋が奥…ですよね?」

「……はい、そうでした…」

「……つまり、亜実さんが杉下さんの発言を聴いてしまって…逆上して
桑島さんたちに見つからないように外へ出て、
車のブレーキに細工をする…
…そんなことは不可能だということです。


「……なるほど」



そして阿弥は…ニヤッと笑いながら…





「杉下さんの車のブレーキに細工をしたのは……あなたですよね?」





つづく





この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)





次回…桑島の動機に阿弥が迫る!?

(あ、この画像に意味はありませんし…さきぽんは出てきません…)





では、また(^ω^)