1094 妄想小説「嵐の夜には」第16話。 | スギマンのブログ(SKE熊崎晴香・女優小林亜実・HKT地頭江音々応援ブログ)

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SKE48を2015年3月に卒業した小林亜実さんを応援しています(^ω^)
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(最近は川嶋美晴ちゃん、杉山歩南ちゃん、HKTの地頭江音々ちゃんも推してて…)
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第16話「動機」





桑島「私が…親友であるスギを殺そうとした…というんですか?」


桑島は悪い冗談を言われたという感じで半笑いである。


阿弥「桑島さんは…高校を中退されてどちらでお仕事を?」


「……なるほど…たしかに、自動車整備工場で働いてましたけど…」

たしかに桑島には、スギの車に細工をすることは容易かった。

しかし…


「じゃあ…親友を殺そうとした動機は何だと言うんですか?」


「桑島さんのご家族は、高木由麻奈の父親に恨みを抱いていましたね…」

「亜実から聞いたんですか?」

「はい…」


「たしかに、高木の娘と交際していたスギのことを複雑に思ってましたよ。
……ですが、そんな理由で親友を殺そうとなんて思いませんよ?


阿弥から見ると…桑島は、何か余裕があるように感じられた。

でも、桑島がこのような返しをしてくることは阿弥は計算済みであった。



「親友を殺そうとする訳ない…ですか?」



阿弥はニヤッと笑いながら言った。


「では…とある目的のために…スギくんと親しくなった…だとしたら?」

「………!!」


阿弥は桑島の顔から余裕がなくなったのを感じて嬉しくなった。

「フフフ…桑島さんが高校受験をされる頃には…既にお父様は、高木さんから土地を譲れと迫られていたようですね?」


「……それが!?」


「圧倒的な財力で迫ってきた高木さんに勝つためには?
…あなたは、そう考えたはずです。」

「………」


「そんな時にスギくんのことを知ったんですよね?」

「なぜそれを!?」

桑島はドンとテーブルに手をつくほど興奮した。


「私も…なぜ、高木さんは由麻奈とスギくんの交際を猛反対していたのか?
海外に由麻奈を留学させてまで引き離そうとしたのか?
……ずっと気になっていたんです♪

「………!!」


阿弥はなぞなぞが解けて嬉しそうな子供のような顔で…




「それは…スギくんと由麻奈が腹違いの兄妹になるから…」

「………」


「スギくんのDNAを調べたら…高木さんに繋がっちゃいました♪
そりゃ、交際はおろか…近寄ることも許したくないですよね~♪


「……くっ!!」

桑島は阿弥から視線を逸らす。
しかし、阿弥は続けた。


「……桑島さんは、高木さんの愛人の息子であるスギくんに近づくために…親友になったんですよね?
つまり…親友である前に、あなたにとってスギくんは仇の息子だった…

「……たしかに、最初はそのつもりだった……。
でも!!

「……そうですね。スギくん自身には何も罪はないですもんね?」


「うっ!!……」

桑島はうつむき、歯を食いしばっていた。


「最初は仇の息子だったスギくんと、本当の親友になっていった…。
……でも、あの日……」






つづく




この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)




最近…寝落ちが酷くてごめんなさい…(((^_^;)




では、また(^ω^)