757 【妄想小説?】「抱きしめられたら」第16話。
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それでは…スタート!!
妄想小説?「抱きしめられたら」
第17話「ASH」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141215/19/sugiman3594/e8/2b/j/o0320057013159758148.jpg?caw=800)
「初めまして~金子栞です~」
ハルカが3人目のメンバーとして、カフェに呼び出したのは、2人の同期の
「ほんわか天然系でグラマー」な金子栞であった。
栞は由麻奈に向かって挨拶をしたのだが、由麻奈は呆れた顔をしていた…。
「いや…あの…私たち、初めまして…じゃないから…同期だし」
と由麻奈はツッコんだ。
「あれ~?そうだっけ~?」
栞はこめかみのあたりを人差し指で触りながら首を傾げた。
すると、由麻奈がハルカの耳元に小声で…
「こあみ…栞で大丈夫なの?」
と囁いた。
「大丈夫よ!栞は私のイメージにピッタリなの♪」
ハルカは満足げに答えた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141215/19/sugiman3594/63/97/j/o0240018013159758158.jpg?caw=800)
小腹がすいて追加注文したメロンパンを食べながら…栞をユニットに誘うと…
「わ~い、入れてくれてありがとう…シェイシェイ♪」
と、栞はなぜか中国語を織り混ぜてペコリと頭を下げた。
こうして…小林亜実、金子栞、高木由麻奈の3人でユニットを作ることが決定した。
言い出しっぺのハルカ…つまりこあみが、
「ユニット名は、亜実の【あ】栞の【し】由麻奈の【ゆ】をとって…」
と言いかけると…
「足湯だ~♪」
…と栞が言うが…これを無視するように…
「【ASH】(アッシュ)ってどう?」
すると、由麻奈が…
「ASH…えっと意味は……灰!?」
由麻奈がスマホで単語検索をすると、「灰」という言葉が出てきた。
「他にも【人間の肉体】って意味もあるみたい」
「たまたま…なんだけどさ…この詞にピッタリだと思ってね…」
そう言うと、ハルカは2人に自分で書いた詞を見せた。
「………」
「………」
「……どうかな?」
ハルカがドキドキしながら感想を2人に聞くと…
「すご~い♪なんか泣ける~」
栞が目と口を思いきり開いて拍手をする。
「……うん、これ…いいね♪」
由麻奈も大きく頷いた。
「良かった~♪」
ハルカは胸を撫で下ろしてから…
「さ、由麻奈…良い曲を頼むよ!!」
由麻奈の手を握りながらまっすぐに由麻奈を見つめた。
「あの…すっごいプレッシャーなんですけどぉ~」
由麻奈は頭をかきむしる仕草をして、みんなを笑わせた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141215/19/sugiman3594/11/ab/j/o0300040013159758170.jpg?caw=800)
そして…由麻奈が1週間苦しんだ挙げ句にようやく完成した曲は、ハルカも栞も大満足な出来であった。
3人はすぐに社長とマネージャーに詞と曲を提出すると、社長からも
「良い歌だな」
と気に入られ、すぐに「ASH」としての活動を許可された。
社長室を意気揚々と出ていく3人と、社長の傍で…
マネージャーだけが…ハルカの書いた詞を見たときに複雑な表情を浮かべた。
「小林ハルカ……亜実……ん?」
つづく。
この小説のようなものは、あくまでもスギマンの妄想であり、登場人物とか家族構成とか関係性は全てフィクションです(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141215/19/sugiman3594/84/8a/j/o0450060013159758196.jpg?caw=800)
では、また(^ω^)