500円の挑戦
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気付いている方もいると思いますが、今回の6人展は、入場料を500円いただく事となりました。ギャラリーでの展覧会の場合、通常、無料が殆どなので、違和感を感じる方もいるかもしれません。
実は、この500円に深い想いが込められているのです。
大きく分けて3つの意味があります。
1.作品空間をじっくり鑑賞したい人、購入検討する人を尊重したい。
(どうしても、アイドル的なファンイベント化してしまう傾向にある為、本人と作品の前で写真を撮りたい方で、混雑してしまい本来、一番尊重されるべき作品及び空間を堪能したい人が恐縮してしまわないように入場料を設ける事にしました。逆に言えば、500円で鑑賞の安心、安全を買うことが可能になります。)
2.作家を守る意味。
(昨今、アートファンが増えて嬉しい反面、残念ながら好きが高じて作家さんのギャラリーストーカー紛いになってしまう方もいるのが社会問題となっています。中には、作品関係なく、説教だけしにくるお客さんなども。作品の売り上げとは、別に収益があれば、本人や作品を守る為のスタッフを別に雇う事も可能となります。
3.もう一つのマネタイズの提案。
(今回はレンタルギャラリーでの展覧会となります。原宿駅近くの会場となると安くない金額が掛かってしまう為、作家側は、場所代を捻出する為に"思い切った作品"を作りづらくなってしまう傾向にあります。作品売り上げとは別に収益がある事は、制作する上で、ある種の安心材料となり、より、のびのびと表現した作品を期待する事が可能です。)
結論まとめ
様々なご意見があるのは覚悟しております。有料にするなんて生意気なと感じる方もいらっしゃると思います。
行って良かったな、アート買って良かったなと思って貰える展覧会になるよう工夫と準備を進めていきます。