個展前は、不安で一杯になる。

主に、
1この絵は、僕しか描けない絵になっているか?
2唯一無二の表現になっているか?
3自己模倣になっていないか?気を衒っていないか?
4萎縮していないか?
5新しい挑戦した部分はあるか?
6全体として一貫性はあるか?
7圧倒的に美しいか?質感に色気はあるか?空間をコントロール出来ているか?
8上手な絵になっていないか?
9自分がオ?と思う作品となっているか?

これらのチェック項目が頭の中で無限ループする。

売れるかを考えるのかと質問される事が稀にありますが、僕だけなのかもですが、殆ど考えた事がありません。全くない訳ではないけれど、そもそも、売れる絵なんて概念も補償も存在しないし、
仮に、綺麗な花の絵や、イルカの絵が売れるらしいという情報があったとして、イルカの絵をそれで描いたとして、もし売れなかった場合、自分にも観客にも嘘をつく事になるし、自分自身をも裏切る事になる。
もしも、売れないかもしれないけれど、自分の直感的には惹かれるモノがあるから、信じて描いて発表した場合は、売れなかったとしても、自分という観客を喜ばせる事にはなるから、救いは残る。更に、万が一、それが売れた場合、最大の自信となる。

プロ失格なのかもですが。自分が納得いく作品を描き続ける事が結局は、自分と自分の表現物を本当に好いてくれる人に出逢う最短距離だと思っています。

次回個展ご案内
タイトル"The Deep"
2月8日〜2月
会場 ルーフミュージアム代官山 東京