"美術に携わる人間が一番やってはいけない事は、自分のこだわりを押し付ける事だ。"


ある一つの事に長い時間情熱を傾けて来た人程、その事に愛着を持つのは当然であるが愛着を持つ程それを"軽視されたくない、よそ者に汚されたくない"と思うのも自然な事なのかもしれない。

その気持ちは、愛からくる憎悪の場合が殆どな気がする。
しかし、そこをグッと堪えて相手の立場や心意気を尊重しながらどう気付かせ言葉を選べるかが難しくもあり重要な事なんだと自分は思う。

美術館のマナーについて自警団のようになってしまう人や、他人のコレクション(購入の仕方)にもこうあるべきと注文をつけるポストを見かける。説教しかしないお客さんやギャラリーストーカー問題、アーティストが自分のジャンル以外のアーティストを軽視する発言もしばしばある。

まるで自分はアートへの付き合方を最初から知っていたかのようなだが、自分が今現在までアートを深く愛する事が出来た成長過程には、拘りを押しつけず忍耐強くのびのびと育ててくれた他人がいた事を"絶対に"忘れてはならない。

もし、自分の憎悪の源泉が実は自分の庭を汚されたくないだけの自己防衛ならば、それこそ思考の深度は浅く、自分達で視野を狭めていると言わざる追えない。

野球がこれだけ産業が大きく発展し大谷翔平選手のような世界の宝が生まれるのも、フワッと球場にきたような初心者でもまた来たいと楽しんで帰れるようなニワカファンを歓迎する仕掛け作りがあるからだろう。

"もう一度自分自身も足元を見つめ直し歩きたい"
"気軽にアートを持って欲しい"
 
そんな、想いからhotsoxさんとのコラボアート靴下が出来ました。
お陰様で、限定アートソックスは、3回目の完売までネットショップ残り3足となりました。期限以降このデザインの生産はされなくなる為、もう大丈夫だとは思いますがどうしても欲しいという方がもしまだいましたらお早めに。(完売しました有り難うございました。2023.12.2 )再販は未定です。

長い文ここまで読んでくれて本当に有り難う御座いました。