「バチバチ、」っと、カナブンが電球に追突して、ひっくり返る音が、僕らの夏の短さを代弁していた。

はっとして、耳を傾けた、たわいもない話題が、終わるまでにそのカナブンは、どこかに飛んで行っていた。

舐め合った傷は光る羽に変わる。



# 情熱 (UA) 投稿者 myshot2004