10匹のこどもたちが、もぉかわいい!

『ハリネズミかあさんのふゆじたく』

作・絵:エヴァ・ビロウ

訳:佐伯愛子

 

ハリネズミの家族が、大きな大きな木のうろの中に住んでいます。

「うろ」というのは、木の幹にあいた穴のことです。

その中で、ハリネズミ一家が暮らしているんですよ。

 

おかあさんと、おとうさんと、ちいさな男の子のハリネズミが10匹も!

 

ものがたりは冬になる少し前から始まります。

おかあさん、いつもハダシでいる子どもたちのために、寒くなる前に、くつを用意してあげようと、思い立つのですが・・・。

どうも、うまくいかないみたいなんです。

10匹のハリネズミの分ですから、20足が必要です。

そんなにたくさんっ!くつをつくれるのかしら?

 

スウェーデンの絵本作家エヴァ・ビロウさんの絵があたたかくて、

ちいさなハリネズミくんたちがやんちゃで、かわいくて、

ページをめくるたびに、ハラハラしながら一生懸命、

おかあさんを応援している自分と出あいました。

早く、くつをつくらないと、寒い寒い冬が来て、森には雪がつもっちゃう!足、冷たいっ。

 

あなたも、ハリネズミのおかあさんを応援してあげてくださいネ🦔