すてきな花の絵が出てくる絵本です

おひめさまはねむりたくないけれど』

作:メアリー・ルージュ(詩人)

絵:パメラ・ザガレンスキー

訳:浜崎絵梨(そうえん社)

 

「ねえ、せかいじゅうのみんながねるの?」

なかなかねむれない、おひめさまが王さまとお妃さまにたずねます。おひめさまのパパとママですね。2人はいろいろな動物のねむりについて教えます。その中にかたつむりが出てきます。

 

小さな、小さな、かたつむりもぐーぐーぐー。

どんなところでねむっていたと思います?  それは、ひなげしの花の下でした。真っ赤なひなげしの花が少し下を向いて、ねむるかたつむりを見守っていました。かたつむりにとっては、とても背の高い、起きているときは、首をうーんとのばさないと見えないほど、花は遠くにありました。

 

自然のなかで、せかいじゅうのどうぶつたちは、どんなふうにねむるのかな?

美しく、幻想的な絵をながめているうちに、なんだか、ねむくなっちゃう絵本です。