- ホビットの冒険 オリジナル版/岩波書店
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『ホビットの冒険』オリジナル版
J・R・Rトールキン著 瀬田貞二訳
岩波書店
作家トールキンは『北欧神話』から多くのインスピレーションを得たといわれています。現在、映画公開中の『ホビット 思いがけない冒険』にはいたるところに『北欧神話』のエピソードが散りばめられているんですよ。
●冒険のスタートで、魔法使いガンダルフがビルボの家の扉に描いた目印はルーン文字<富-フェオ>。
●一緒に旅に出る小人たちの名前は北欧神話を詩にした「巫女の予言」に登場する小人の名前がとられています。
●壮絶な戦いをすることになる竜は、『北欧神話』で黄金の欲望にかられて竜の姿と化した若者ファブニールを思わせます。トールキンが書くところによると、「千年以上たっても生きている」とあるのを読むとまさに、彼のことではないでしょうか。
<ストーリー>
穏やかな毎日を送っていた主人公ビルボ・バキンズはある日突然、魔法使いガンダルフに誘われ、13人のたちと冒険の旅に出ることになる。次から次へと襲いくる危険を切り抜け、ついにビルボは黄金の山を守る龍に戦いを挑みますが・・・。
『ホビット』は翻訳本がいくつかありますが、この本はトールキン自身が描いた挿絵があるのが嬉しい一冊です。トールキンの意図を生かすためでしょうか、横書きの文章に効果的に挿絵が差し込まれています。
★映画『ホビット』公式サイトも楽しいよ!
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/