『トラさんトラさん、木のうえに!』
アヌシュカ・ラヴィシャンカール 文
プラク・ビスワス 絵
うちやままりこ 訳 評論社刊
インドで本当にあったお話です。
訳者うちやまさんのあとがきによると、
挿絵を描いたプラクさんが子どもの頃に故郷のベンガル(バングラデュ)の村で体験したことなんだそうです。
ある日、一匹のトラが木の上にいるのが見つかり、村中が大さわぎになりました。
子どもだったプラクさんは友だちといっしょに、ドキドキしながら大人たちの行動を見守っていたそうです。
トラが木の上にのぼってる!
びっくりした人たちは「つかまえろ!あみをかけろ!」と口ぐちに言いました。
やれ、それ、しっ、しっ! ぶっ、ぶか、ぶう!
トラさんトラさん、どうなったのかな。
★1999年ブラティスラヴァ世界絵本原画展・金牌賞受賞
ことばのリズムも楽しくて、思わず声に出して口ずさみたくなる絵本です。

評論社ホームページより