『ちいさな きの ねがい』
エリック・バテュ作絵
神沢利子訳(フルーベル館)
ちいさな木はひとりぼっち。
ある日、木のとなりに、みどり色の草が芽をだしました。
芽はどんどん大きくなって、花を咲かせます。
ちいさな木は、ともだちになれるかな。
ちいさな木も、花を咲かせることができるかな・・・?
まるで、自分がちいさな木になったように思えてきます。
他人と自分を比べたり、ふがいない自分がいやになったり
誰もが心の中にもっている寂しさを
ちいさな木の成長ともに見つめる、深く、あたたかな絵本。
杉原梨江子公式ブログ「聖なる樹の言の葉たちⅡ」
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