第三の人生を有意義にすごす要諦(その1) | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

もうじき12月。一年が速い。竹内まりやの唄う「人生の扉」に、”♪信じられない速さで時が過ぎ去ると知ってしまたらぁ♪”とあるが、まさしくその通り。”老後”という言葉は好きではないが、こんな歳になって意味のある生活を送るには何がポイントか。私の実体験からまとめてみた。

還暦”という言葉を使ったのはつい最近だと思っていたら、あっと言う間に”高齢者”の定義に入る歳になり、70歳の声もヒタヒタと近づいて来た。しかし、どうも”老後”という言葉は面白くない。ジジくさく感じる。私は”第三の人生”と呼びたい。生まれてから就職するまで親の庇護の元にすごすのが第一の人生。その後、大人と呼ばれ、働いたり自分の家族を持って生活を送る期間を第二の人生。そして、一線を退いてからを第三の人生。昔、まだ寿命が今ほど長くなかった頃、この第三の人生は短かく、存在意義は今ほど高くなかった。しかし、今では何十年におよぶ場合も多く、この期間をどう有意義にすごすかが以前よりずっと重要になってきた。

 

老後や高齢者生活に関わるテーマは、雑誌で頻繁に特集が組まれたり、書籍も数多く出版されている。私もそれらをよく読むが(買ってまで読まない。図書館を利用する)、私から見て当たっているものもあれば、「そうかなぁ?」と思えるものもある。この歳になると同じような年齢でも、様々な面で個人差や事情があり、単純な正解は無い。でも確実にそう言えることもあれば、ある人においては当てはまることもある。だからこれから書くことも、あくまでも私の考えと実践からつかんだことで、変人である私が書くのだから、かなり偏った考えかもしれないことであることをご承知おき願いたい。また、各項目それぞれ補足説明が必要なことばかりだが、それについては細かく書かず概要をサラリと書くことにする。

1.信念
 私の考えは「
自分の人生を楽しむこと」。人によっては仕事をしているのが楽しくて仕方ない人もいるだろう。そういう人はいつまでも働き続ければいい。でも、私はそうではない。自分自身がやりたいことを、やれる時に、やれるよう向かって突っ走る。だから「その内(やる)」とか「いつか(やる)」という言葉は、殆ど口から出てこない。無理して禁句にしているのではない。こういう生き方を長年してきたので、私の辞書にその単語は無い。
やりたいことは、やれるときにやる

2.お金
 そんな信念を貫くにしても、お金が無ければ何もできない。お金さえあれば幸せになれるわけではないが、生活に支障を来たすほどの金欠では、自分や家族の行動を著しく制限され、幸せから縁遠くなる。やっと晴れて自由な身になったのに、財政的要因でブレーキが掛かっては何のために今まで働いてきたのか。決して贅沢をしたいのではないが、
自由に行動するためには、ちょっとした軍資金も必要。その段になって「お金が無い」とならないよう、働いている時から計画的に貯めておこう。支出に関しては次回に書くが、とにかく、
お金は急には貯まらない


3.仕事
 その手の本や雑誌を読むと、今や「70歳まで働こう!」とか「動けるうちは何歳になっても・・・」というのが本流。「そんなに働かんでもぉ」と私は思う。私なんか55歳で早期退職して以来、一貫して無職を貫いている
絶滅危惧種。働かなければ食べていけない人、とにかく働くのが好きならば働けばいい。でも、私の周囲の人間などで聞くのは、「特にやりたいこともないんで、とりあえず働く」という人が結構いる。でも「とりあえず働く」って、そんなんでいいのか大いに疑問。働かなければ食べていけないのなら仕方無いが(できれば若い時から計画的に資産形成すべき)、「他にやりたいことがない」なんて、ちょっと寂しいし、一生懸命働いている人に対する冒とくじゃないかと思う。
働くために生きるんじゃない。人生を楽しむために生きる


4.健康
 時間とお金が有っても、健康を損ねては好きなこともできない。だから健康が大事なんてことは誰もが承知。でも、
歳をとってから健康に留意しても遅いんじゃないかい。友人らの中にはサプリを飲んだり、やたらと健康情報に詳しい輩もいるが、本当に効果あるんだろうか。今まで半世紀以上に渡って好き勝手に生きて来た証が、もう体の奥底、細胞や遺伝子まで侵食しているんじゃないのか。だから今になってストイックに生き、その結果ストレスを貯めるより、普通に暮らしたらいい。でも、いつかは健康ではいられなくなり、そして必ず死ぬ。健康である時間は永遠ではないことを自覚し行動している。
人間はいつか必ず死ぬ。体が自由に動く内が華

5.運動
 私は二日に一回の頻度で
ジムで運動をしている。筋トレとウォーキングに1時間ちょっと、その後にサウナと風呂に入り合計約2時間。ジムは公営で安いが、月当たりでは「chocoZAP(チョコザップ)」より高くつく。風呂やサウナがある点がメリットで、自宅では殆ど風呂に入らないので、その分光熱費も削減できる。ジムに通うようになったのは、健康のためというよりは、私は未だバイクを趣味としており、63歳頃バイクを転倒させてしまった時、それを起こすのにとてつもなく苦労したから。漫然とジムに通うのではなく、目的があれば習慣になる。
ジム通いをギム(義務)にしない
 

6.趣味

 私の趣味はバイクツーリング、鉄道の旅、ギター、読書、映画。特にバイクツーリングは、半世紀以上続いている。バイクに乗る趣味があったことは、私の人生に大きな色どりを与えてくれた。またギターは長い空白期もあるが、高校生の時から弾いている。鉄道には働いている時から興味があったが、鉄道全線完乗を目指して、乗り鉄の旅をしまくり始めたのは60歳近くなってから。趣味は老後や暇つぶしのために強迫観念を抱きつつ探し求めるのではなく、自分自身が好きなこと興味や関心があることに取り組めばいいと思う。
趣味において世間体を気にすることは無い。好きなことをやればいい

周囲から「腐れジジイ」などと陰口を叩かれないよう、まだまだ重要なポイントはある。

(次回に続く)